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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第36話:潜入作戦前夜
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「明日だ。今からはやてに話をしに行くぞ」

「了解です」

そして俺とシンクレアは部隊長室に向かった。



「はやて,ちょっといいか」

俺は部隊長室に入るなり,はやてに声をかけた。

「ん?ゲオルグくんやんか。どないしたん」

はやては書類から顔を上げると,俺の方を見た。

「例の潜入作戦だけど,明日行ってくるから」

俺がそう言うと,はやては頭を抱えた。

「あのなあゲオルグくん。そういう大事なことはもうちょっと早めに言うてよ」

「しょうがないじゃん,さっき決めたんだし」

俺がそう言うとはやては大きくため息をついた。

「しゃあないな。ま,ゲオルグくんが決めたんやったら私には異論なし。
 ただ,くれぐれも慎重に頼むで。ゲオルグくんは6課にとって
 替えのきかん重要な人材なんやからね」

「わかってるよ。じゃあ,そういうことで」

「はいはい。ちなみにいつ頃戻ってくるん?」

「順調に行けば明後日の夜には戻ってくるよ」

「了解。シンクレアくんも気をつけてな」

「はい。わかってます」

そうして,俺とシンクレアは部隊長室をあとにした。




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