第35話:副部隊長を倒せ!
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やられてたよ。
ま,とりあえず隠れてチャンスを伺うことにしますか。
レーベン,サーチャーの情報からタクティカルディスプレイに
連中の位置を表示]
俺はさっきの爆発のどさくさに紛れて,サーチャーをばら撒いていた。
[《了解です》]
表示を見ると,エリオとキャロが上空から,スバルとティアナは地上から
俺のことを探すつもりのようだった。
[しっかりコンビネーション組んじゃってまぁ]
[《マスターが前にやった鬼ごっこの反省ですかね?》]
[なのはが鍛えたんでしょ。ったく厄介だな・・・]
表示を見ていると,スバルとティアナは俺が隠れているビルに当たりを
つけたらしく,ビルに入ってきた。
[おっ,入ってきたね。しめしめ・・・]
[《マスター,完全に顔が悪役です》]
俺は2階に上がると,階段を上がりきったところに,
設置型のバインドを仕掛け,そこらにあるがれきを少し離れたところに投げた。
表示を見ると,スバルが前,ティアナが後で階段を上がってくる。
俺はカートリッジをロードすると,レーベンを握り締めた。
スバルの姿がちらっと見えたところで,バインドが発動し,スバルを拘束する。
「あっ!」
スバルの声が聞こえた時には,俺はスバルの懐に飛び込んでいた。
「ツヴァイシュラーゲン!」
俺は,レーベンでスバルの胴をなぎ払い,バリアジャケットの一部が
裂けたのを確認すると,階段の下にいるティアナに向かって突っ込み,
ティアナに斬りかかった。
が,レーベンが当たった瞬間に,ティアナは消えてしまった。
「幻影か!?」
「クロスファイアー・・・」
階段の下に着地した俺の右側からティアナの声が聞こえた。
「シュート!」
ティアナの射撃が俺に迫る。
「舐めんなぁー!」
俺はティアナの放った魔力弾を切り裂くと,ティアナに向かって左手を向けた。
「パンツァーファウスト!」
俺の砲撃はティアナのバリアを破ると,ティアナに命中する。
《マスター!外です!》
レーベンの声に反応して表示を見ると,キャロとエリオを乗せたフリードが
俺に向かって降下していた。
「・・・決めるぞ。レーベン」
俺は,ビルの開口部に向かって右手を向けると,意識を集中する。
さっきまでの戦闘で俺のまわりに漂っている大量の魔力素を集め,
右手の前に集中させていく。
「パンツァー・・・」
その時,フリードの姿が開口部の外に見えた。
「ハンマー!」
俺の右手の前から砲撃がフリードに向かって飛んでいく。
砲撃が収まると,そこには何も無かった。
「・・・凄い」
ティアナがつぶやいているのがちらっ
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