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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第35話:副部隊長を倒せ!
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「じゃあ,シールドを破って攻撃を当てられたら撃墜ってことでいいね。
 あと,ゲオルグくんはステルス使っちゃだめだよ」

「へいへい」

俺がやる気なさげに返事を返すと,なのはは念話で話しかけてきた。

[ゲオルグくん,あんまり舐めてかかると痛い目みるよ]

[舐めてないよ。俺はこれが普通なの]

[そっか,じゃあ頑張ってね!]

なのはは念話を打ち切ると,俺に向かってにっこり笑って見せた。

[《マスター,なのはさんにかっこいいところを見せるチャンスですよ!》]

[ほほう。ヤクトレーベンさんは余裕ですな]

[《戦うのはマスターですからね》]

[そりゃそうだわな。ほんじゃま,いっちょやりますかい。行くぜ相棒!]

[《何だかんだ言ってマスターも気合い入ってますね》]

俺はセットアップすると,レーベンを握っていちど大きく深呼吸する。

「よしっ,じゃあ模擬戦スタート!」

なのはの合図と共に,俺の前の4人が一斉に動いた。

[レーベン,まずは向こうの出方をみるぞ]

[《了解です!》]

俺は,4人から距離をとるために,後ろに向かって飛ぶと,
スバルがウィングロードで追ってきた。

ちらっと下を見ると,ティアナがカートリッジをロードして
こちらを狙っている。

その後方では,大型化したフリードに乗ったキャロとエリオが
俺の側面に回り込もうとしていた。

そうこうしているうちに,スバルが俺を攻撃しようとしていた。

「先手必勝!リボルバーシュート!!」

「そんなにモーションでかい攻撃が当たるわけないでしょ」

俺は,スバルの攻撃をレーベンで受け流すと,スバルの後方に回り込んで
切りつけようとした。だが,ティアナからの射撃が大量に襲ってくる。

俺はティアナの方を向くと,命中コースの魔力弾をレーベンで切り裂いた。

「レーベン!スピードブーストダブル!」

《はい!》

俺は,ティアナの方に向かって一気に突っ込むと,
至近距離から砲撃を打ち込むことにした。

「パンツァーファウストっ!」

周囲に大きな砂煙が上がる。俺は,砲撃の命中を確認せずに,
その場を離れると近くのビルの影に隠れた。

砂煙が晴れると,ティアナとエリオが立っているのが見えた。
どうやら,俺の砲撃はエリオによって防がれたようだ。

だが,4人とも俺を見失ったようで,キャロがフリードで
上空から探すことにしたようだった。

俺は,ビルの中に入ると,ほっと一息ついた。

[さて,どうするかね。できればティアナはさっきので
潰しておきたかったんだけど]

[《だったら斬るべきだったのでは?》]

[それだと,多分俺がエリオに
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