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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第33話:事態は無事収拾しました
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特にやることもなく
俺はのんびり観戦しようと部隊長席に腰掛けたとき,
ルキノが立ち上がって俺の方を見上げた。

「副部隊長!隊舎の西方約5kmの丘陵地帯にガジェット1型10機が出現。
 接近してきます!」

「了解。前線メンバーは全員迎撃に出るぞ」

「しかし,出動しようにもヘリがありません」

「5kmなら移動指揮車で出る。アルト!通信要員として同行しろ。
 シャマルは索敵要員として同行。ザフィーラを発令所に呼んでおけ。
 ここの指揮はロウラン准尉に引き継ぐ。行くぞ!」

「「「「「「了解!」」」」」」



30分ほどで隊舎の西に出現したガジェットを殲滅した俺たちは,
隊舎に戻ったところで,隊長陣と鉢合わせした。

「お,ゲオルグくん。そっちも今戻ったか。お疲れさんやったね」

「ああ,そっちこそお疲れ」

「ホンマにゲオルグくんがおってくれてよかったわ。
 そやなかったら手の打ちようがなかったからな」

「ま,そのために俺を残したんでしょ。はやての判断がよかったんだよ」

「そらおおきに。ほんならね。みんなもお疲れさん」

「「「「はい!」」」」


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