第四章
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写真集を出せば飛ぶ様に売れた、グラビアの雑誌も同じだった。
その人気をテコにだった、直海は演技の勉強をしスタイルを維持してだった。
女優としての地位を確固たるものにした、その番組から数年後直海は徹子にその日の仕事を終えて二人一緒に飲んでいる時に言った。
「あの時あの役に出ないと」
「今の貴女はないわよね」
「はい」
まさにとだ、バーでワインを飲みつつ答えた。
「絶対に」
「そうよ、あの時あの役に決まって」
「見せまくったからですね」
「今の貴女があるのよ」
「そうですよね」
「今もあの役人気があるわよ」
徹子はテキーラサンライズを飲みつつ話した。
「多分特撮史に残る位にね」
「人気ですか」
「そうなってるから」
だからだというのだ。
「貴女自身もね」
「人気で」
「その人気があって」
それが下地になってというのだ。
「貴女自身努力したでしょ」
「だからですね」
「今の貴女があるのよ」
「全部あの時からですね」
「そうよ、見せて」
「下着でも」
「それで男の子達に想像されてね」
そうしてというのだ。
「あれこれされることもね」
「人気が出る為には必要ですね」
「それが嫌なら」
徹子は飲みつつシビアな声になって話した。
「もうね」
「このお仕事出来ないですね」
「女優さんでもアイドルでもね」
「グラビアはしますからね」
「そこで水着にならない人なんて」
それこそというのだ。
「いないでしょ」
「モデルさんもそうですし」
「だからああしたことは」
「もう当然といいますか」
「それをステップにしてね」
その様にしてというのだ。
「上がっていくものよ」
「それが現実ですね」
「もう貴女なんてね」
直海本人に話した。
「あの役だけでなくて写真集や雑誌のグラビアでね」
「かなりですね」
「見られてきているから」
その為にというのだ。
「かなりよ」
「使われていますね」
「そうしたことにね、けれどそれで注目されて」
「覚えてもらえるから」
「いいのよ、逆に男の人だってね」
俳優や男性アイドル、男性モデルもというのだ。
「同じよ」
「そうしたことにですね」
「女の人に使われたりするのよ」
「それを言うと私も」
「でしょ?いるでしょそうした人」
「はい」
女二人だけなのでだ、直海も答えた。
「やっぱり。男性アイドルの半ズボン姿なんかみたら」
「私だって水着姿見てね」
「そうなんですね」
「今は結婚してるからそうしたことはしないけれど」
それでもというのだ。
「そうしてきたわ」
「そうですか」
「ええ、結局性欲はね」
「あるものですね」
「それに刺激を受けるとね」
「覚えてもらえるんですね」
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