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レーヴァティン
第二百七十四話 その時が来てその一

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               第二百七十四話  その時が来て
 英雄は自軍の現状を見て久志に言った。
「もうこれでだ」
「攻められるって言うんだな」
「東の浮嶋ではそうなった」
 まさにというのだ。
「一軍の将やとりわけ強い奴にミスリルやオリハルコンの武具も渡せた」
「こっちもだよ」
 久志もそれはと答えた。
「遂にな」
「そこまで整えられたな」
「ああ」
 実際にというのだ。
「だからな」
「何時でもだな」
「攻められるって言うとな」
 それならというのだ。
「化膿だよ、レベルだってな」  
 将兵達のそれもというのだ。
「相当にな」
「上がったな」
「クトゥルフの存在がわかる前と比べたらな」
 それこそというのだ。
「軍全体でレベルが五つ上がったしな」
「こちらもだ」
「レベルが五つ違うとな」
「全く違う」
 その強さがというのだ。
「本当にな」
「そうだよな」
「将兵個々の強さでもな」
 それ見てもというのだ。
「もうな」
「攻める時だな」
「俺もそう思うぜ」
 こう英雄に話した。
「もうな」
「空船も揃ったしな」
「それぞれ相当な人ともの積めるだけのがな」
「相当建造出来た」
「そうなったな」
「そのことを見てもな」
 空船の数をというのだ。
「今やだ」
「クトウルフと戦う時だな」
「ああ、じゃあな」
「指示を出すか」
「そうしような、どっちの浮島でもな」
「戦をすることをだ」
 英雄は強い声で話した。
「全土にだ」
「達してな」
「そしてだ」 
 そのうえでというのだ。
「全軍を動かしな」
「攻めるな」
「そうしていこう」
 是非にと言うのだった。
「これからな」
「そうだな、本当に時が来たな」
「今まさにだ」
「戦う時だな」
「深き者共も強い」
 クトゥルフの眷属である彼等もというのだ。
「かなりな、しかしな」
「それだけじゃないな」
「そうだ、今はこちらの将兵のレベルはだ」
 それこそというのだ。
「あいつ等よりも上になった」
「平均でな」
「そうなったからな」
 だからだというのだ。
「連中に地の利を活かされると厄介だが」
「そこは飴でカバーするな」
「舐めると水中でも息が出来るな」
「それを使うな」
「そうすればだ」
 その飴も使えばというのだ。
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