第25話:オークション警備
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ゴメンね」
なのはの顔を見た俺は絶句した。
(うわ!ケバい・・・どこのキャバ嬢だよ・・・)
「・・・なのは,お前そのメイク誰がやったんだ?」
「え?自分でやったんだけど,変かな?」
「いや,変っていうか・・・なぁ?」
俺がティアナに話を振ると,ティアナが恨みがましい目で見てきた。
[ゲオルグさん,なんで私に振るんですか!?]
[いや,あれは何とかしないといかんでしょ]
[じゃあゲオルグさんから言ってあげてください!]
ティアナは念話でそう言うと,目をそらしてしまった。
「あのな,なのははもうちょっとナチュラルなメイクの方が似合うと思うぞ」
「・・・ナチュラルって?」
なのはが首を横に傾けてそう聞くので,俺ははやてとフェイトに助けを求めた。
「なのは,私も少しメイクが濃い気がするよ。ちょっと私と行こ」
フェイトがそう言ってなのはを連れて行った。
「よ,よし。じゃあ俺たちも配置につこうか」
「「「「・・・はい」」」」
俺がそう言うとフォワード4人を連れて警備の配置についた。
俺は,自分の配置場所であるホテルの上でシャマルと雑談をしながら
待機していたが,しばらくすると飽きてきたので
警備状況を確認するため,ホテルの周囲を見て回ることにした。
スターズの警備地点に行くと,ティアナが深刻そうな顔で
クロスミラージュを見つめていた。
俺は,ヘリでの様子も気になったので,ティアナに声をかけることにした。
「よう,ティアナ」
俺が声をかけると,ティアナは我に返ったようにはっと顔を上げた。
「どうかしたのか?ぼーっとして」
「・・・いえ,なんでもありません」
「なんでもないってことないだろ。
ヘリの中でも心ここにあらずって顔してたし・・・
何か悩んでることでもあるなら話してくれないか?」
俺がそう言うと,ティアナは少し逡巡してから口を開いた。
「・・・6課の中で私だけが凡人だなって思って・・・」
「凡人?ティアナが?」
「だって,隊長たちはオーバーSかニアSランクぞろいだし,
キャロもエリオもスバルだって・・・」
「ティアナは天賦の才能やレアスキルだけが局員としての価値を決めると
思ってるわけ?」
俺がそう聞くと,ティアナは俺の方を睨みつけた。
「だってそうじゃないですか!ゲオルグさんだってSランクの魔導師だし」
「ティアナはさ,まだ陸士養成校を出てまだ2年目だよな」
「そうですけど」
「俺が士官学校を出て2年目の時は俺も陸戦Bランクだったよ」
俺がそう言うとティアナは目を見開いた。
「そうなんですか?」
「うん。しか
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