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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第24話:シュミット3佐のわりとヒマな一日
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う叫んで立ち上がった。

「遊ぶんだったらよそでやって下さいよ,2人とも!」

「うん,それはダメ。俺は部隊長代理としてここにいないといけないから」

「ゲオルグさんがここにいるなら僕も副官としてここにいないと」

「だったら,2人とも仕事してくださいよ」

「「ない」」

俺たちがそう答えると,ルキノがプルプルしはじめた。

「なんでですか!?いっつもあんなに忙しそうなのに!」

「いつも真面目に仕事してるから,今日はたまたま暇なんだよ」

「じゃあ私を手伝って下さい!」

「だから,それは構わないけど,ルキノは減俸な」

俺がそう言うと,ルキノは”おーぼーだー!!”と叫んでどこかに行った。

「やれやれ,あいつはカルシウムが足りないな・・・それともあの日か」

俺がそう言うとアルトが呆れたような顔を向けてきた。

「いやいや,副部隊長がいじめるからですよ。あとさっきのはセクハラです!」

「いじめるなんて人聞き悪いなぁ。俺は正論を言っただけだぞ」

「いや,まぁそうなんですけど。遊んでる人に仕事しろって説教されたら
 腹立ちませんか?」
 
「あいにくと,仕事しすぎだとか休暇とれって説教を食らったことはあっても
 仕事しろって説教をされたことは生まれてこのかた一度もないんでね」

「うぅ〜。グリフィスさんは私と同意見ですよね?」

アルトがグリフィスに話を振るが,グリフィスは首を横に振った。

「僕もゲオルグさんと同じなんで」

グリフィスがそう言うとアルトは”ちっくしょー!”と叫んでどこかに行った。

「あいつら勝手に持ち場を離れやがって。ホントに減俸してやろうか」

「さすがにそれは可哀想ですよ。あと,セクハラ発言はまずいかと」

「へいへい」



こうして,俺のワリと暇な一日は過ぎていくのだった。


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