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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第21話:訓練は本番さながらに
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《1体はまもなくザフィーラさんと接触。
 もう一体は隊舎から200mで停止しました》

(クソ・・・早いな)

俺は窓を副部隊長室の窓を破ると隊舎の南側に出た。
上を見るとフェイトとザフィーラがすでに交戦していた。

「レーベン!スピードブースト。突っ込むぞ」

《はい,マスター》

俺はレーベンを構えると,フェイトに向かって直線的に突っ込み,
フェイトの胴をなぎ払おうとした。
が,フェイトは俺の斬撃を躱すと,一旦距離をとった。

「すまんザフィーラ遅くなった」

「いや,よく来てくれた」

『シャマルよりロングアーチ02。南側から高エネルギー体接近!』

俺がそちらを見るとなのはのディバインバスターが
こちらに迫ってくるのが見えた。

「ザフィーラ!フェイトは俺が抑える!」

「心得た!」

ザフィーラはそう言うと,シールドをななめに張った。

なのはのディバインバスターはザフィーラのシールドに弾かれ
真上にそれていった。

一方俺の方は,ハーケンフォームのバルディッシュを構えたフェイトと
対峙していた。

『シャマルより各員へ。現在非戦闘員の退避は75%完了しました。
 退避完了まではあと5分ほど』

(5分か。俺の空戦技術じゃキツイな・・・)

「シャマル!ロングアーチ02だ。スターズおよびライトニングの状況は?」

『両方共押されていますが,なんとか退避完了までは持ちそうです』

「ロングアーチ02了解」

(援護は期待できないし,なのはにこれ以上砲撃されるのはうまくないな)

「ゲオルグ。私はなのはを抑えに行く」

「頼む。これ以上砲撃が来るのは厄介だ」

「任せろ」

ザフィーラはそう言うと南に向かって飛んでいった。

「ゲオルグ。空中戦で私に勝てるの思ってるのかな?」

フェイトが俺を見下ろしながらそう言った。

「さあね。簡単に抜けると思うならやってみればいいじゃない」

俺はレーベンを握りなおした。

フェイトがバルディッシュを振りかぶって俺に向かって突っ込んできた。

[レーベン。ここは防御に徹するぞ。抜かれたら終わりだ]

[《了解しました,マスター》]

俺はレーベンでバルディッシュの斬撃を受け流すと,
その勢いを利用してフェイトにレーベンを振り下ろした。
だが,フェイトはバルディッシュの柄で軽々と受け止めると
俺を隊舎に向けて吹き飛ばした。

「がはっ・・・」

俺は隊舎に叩きつけられ肺の空気が押し出された。
周りには隊舎が砕けた破片なのか砂埃が舞っている。

[・・・レーベン,ステルス起動]

《了解,マスター》

俺はステルスモードに入ると砂埃の中から
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