第21話:訓練は本番さながらに
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「わかった。俺も発令所に行く。それまで監視を継続。あと招集できる
前線メンバーは?」
『スターズ03・04およびライトニング03・04の4名です。自室にて待機中』
「了解。全員を発令所に招集しておいてくれ」
『了解しました』
ルキノとの通信はそのままつないだままにしておいて,
俺はシャマルとザフィーラに念話で話しかけた。
[シャマル,ザフィーラ聞こえるか?]
俺が2人に問いかけると2人から聞こえると返答があった。
[隊舎の南方500mにアンノウンが出現した。念のため警戒態勢をとる。
シャマルは広域探査,ザフィーラは隊舎南側で迎撃準備をたのむ]
[判りました]
[心得た]
シャマルとザフィーラからの返答を確認すると,俺は発令所に向かおうとした。
その時,ルキノの悲鳴のような声が聞こえた。
『副部隊長!アンノウンから高エネルギー体が発射されました!』
「了解!警報鳴らせ!」
俺はルキノに指示を出しながら,ザフィーラに呼びかけた。
[ザフィーラ!]
[見えている,任せろ!]
俺は,ザフィーラからの返答に一息つくと,レーベンをセットアップした。
「ロングアーチ02よりロングアーチ。状況に変化は」
『え?あ,はい。南側からアンノウン2,東西両方向から
それぞれアンノウン1が接近中です』
「ロングアーチ02了解。シャマル!」
『ロングアーチからの報告のとおりよ』
「こっちにもデータを回してくれ」
『了解』
そのとき,隊舎が大きく揺れた。
[ザフィーラ!無事か!?]
[私は問題無い。がすまん,シールドを破られた]
[わかった。引き続き頼む。スタッフの退避を始めさせるから
きつくなる前に徐々に後退して時間を稼ぐぞ。俺もそっちに行く!]
[了解!]
『ロングアーチよりロングアーチ02。屋上ヘリポートが損傷しました。
アンノウンは急速接近中。現在隊舎から300mです。』
「了解!隊舎は放棄する。総員退避!」
『ロングアーチ了解。管制はシャマル先生に引き継ぎでいいですね?』
「そうだ!お前らも早く退避しろ!」
『了解です』
「ロングアーチ02より機動6課各戦闘員へ。
現在アンノウンが3方向より接近中。
スターズFは東側,ライトニングFは西側のアンノウンに対処。
スターズ04・ライトニング04に指揮を任せる。逐次状況を報告せよ。
俺は,ザフィーラと協力して南側を抑える。
以降,広域警戒および管制はシャマルに一任する」
『スターズ了解』
『ライトニング了解』
『シャマル了解』
「レーベン!南側アンノウンの距離は?」
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