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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第20話:お姉ちゃんのカタキっ!
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フェイトと充実してたから」

「そやけど,ゲオルグくんはともかくなのはちゃんやフェイトちゃんは
 敵の航空戦力の増援があった場合には対応せなあかんやろ。
 地上戦の予備戦力として計算に入れるんは期待度高過ぎちゃうやろか」
 
「だからこそ,リインに広域警戒・索敵を頼んだんだよ。
 まぁ,途中からサーチャーによる監視に切り替えたけど。
 いずれにせよ広域警戒情報が早めに出せる環境を整えることで,
 なのはやフェイトが空と陸のどちらにでも使える状況を作ったんだ。
 それじゃあ,対応できないほどの増援が出た場合には,
 撤退しかなかっただろうね」

「そうか,隊を割ろうが割るまいが,そのへんは変わらんかったやろうと」

はやてが俺を見ながらそう言ったので,俺は頷いた。

「なるほどな。納得や。ほんなら,あとは各自今回の作戦で思ったことを
 自由に発言してください」

その後,2時間ほど今回の戦闘について議論し,会議はお開きとなった。
俺が,席を立って部屋を出ようとしたところで,はやてが
俺となのはとフェイトを呼び止め,部隊長室に来るように言った。



部隊長室に入ると,はやてはモニターに1枚の画像を映した。

「これは今日捕獲した新型ガジェットの残骸の画像や。
 んでこっちが,制御装置と思われる部分の拡大なんやけど」

はやてはそう言うとモニターの画像を変えた。
すると,なのはとフェイトの表情が変わった。

「・・・ジュエルシード」

フェイトがつぶやくようにそう言った。

「ジュエルシードって,あのPT事件の?」

俺がそう聞くと,はやては頷いた。

「そう,なのはちゃんとフェイトちゃんには因縁のあるロストロギアやね」

はやてがそう言うと,なのはとフェイトは苦しそうな表情だった。
俺はPT事件は記録で読んだことしか知らない。
だが,なのはとフェイトが敵同士として死闘を演じたと聞いたことはあった。
今の2人しか知らない俺には想像もつかなかったが。

「んで,この画像のこの部分を拡大すると・・・」

はやてがそう言ってもう1枚の画像を表示させた。
俺はその画像を見た瞬間,全身の血が沸騰するかのような感覚を覚えた。

「・・・ジェイル・スカリエッティ」

俺はかすれた声でそう言った。

「そう,稀代の天才科学者にして,最重要視名手配の時空犯罪者,
 ジェイル・スカリエッティ。こいつがレリック事件の背後におる
 可能性が非常に高いっちゅうわけや・・・ってゲオルグくんどないしたん」
 
はやてが俺に声をかけたので,俺は我に返った。

「ん?なんでもねーよ」

俺はそういったが,なのはが心配そうに見つめてきた。

「嘘だね。そんな顔のゲ
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