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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第19話:エアボーンミッション
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いい。
 ただ,自分ができることを無理のない範囲でやればいい。
 やばいと思ったら助けを呼べばいい。
 さっきはレリックの確保が第一目的だって言ったけど,
 最優先すべきなのは,お前たちが無事に帰ってくることなんだ。
 お前たちが笑って無事に戻ってきてくれることが,
 俺やなのはやフェイトにとっては最大の喜びだからな。
 せいぜい,無事にもどって俺たちを喜ばせてくれ」

俺がそう言うと,4人の顔に笑みが浮かんだ。

『こちら,スターズ01。航空戦力のせん滅を完了。上空警戒に移行します』

『ライトニング01より,ロングアーチ02。こちらも制空権を確保』

「よし,ちょうどなのはとフェイトがお前たちの花道を用意してくれたんだ。
 ありがたく使わせてもらって来い!」
 
「「「「はい!」」」」

フォワード4人が降下してから,俺は気持ちを引き締めた。

「よし,俺たちも行くぞ!リイン」

「はいです!」

俺は,操縦室に向かうとヴァイスに声をかけた。

「ヴァイス。ここまでありがとう。気をつけてな」

「はい。ゲオルグさんも気をつけて。あいつらを守ってやってください」

「言われるまでもねぇよ。じゃあな」

俺は笑ってそう言うと,空中に身を投げ出した。

「レーベン!セットアップだ!」

《了解です。マスター》

俺は漆黒の騎士甲冑を身にまとうと,列車の速度に合わせて飛行を始めた。
列車の方を見ると,すでにフォワード達が戦闘を始めていた。
俺が,車両後方の状況を注視していると,ティアナから通信が入った。

『こちらスターズ04。先頭車両を制圧しましたが,
 手動での列車制御ができません。応援を要請します』

「リイン。列車制御の回復作業はできそうか?」

「現地に行けばなんとかできます!」

俺はリインの言葉に頷くと,ティアナに指示を出すことにした。

「ロングアーチ02よりスターズ04。列車制御回復要員としてリイン曹長を
 向かわせる。スターズFは次の車両の制圧に移行しろ」

『スターズ04了解。次の車両の制圧に移行します』

「ロングアーチ02よりロングアーチ,ヘリからのサーチャー散布と
 広域警戒を要請する」

『ロングアーチ了解。ヴァイス陸曹,サーチャーを散布してください』

『了解!』

「ロングアーチ02よりスターズおよびライトニング各員へ,
 広域警戒がリイン曹長からロングアーチに移行した。
 以後,広域警戒情報のタイムラグに注意。なお本信への返答は不要だ」

俺がもう一度列車後方に目をやると,エリオとキャロが
順調に制圧を完了し次の車両の制圧に向かうところだった。

ティアナからも順調に制圧が進んでいる旨
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