第18話:はじめてのたたかい
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,いい勉強になってますから」
その時,突然緊急警報のアラームが鳴った。
「行くぞ,グリフィス!」
「はい!」
俺とグリフィスが発令所についたときには,
士官は俺とグリフィスしかいなかった。
「ルキノ!状況報告を」
俺は,ちょうど通信の当番だったルキノに今の状況説明を求めた。
「はい!教会本部からの入電によると,レリックを運搬中の列車が
ガジェットドローンに襲われているとのことです。
現在,情報を集めていますが,敵機の数・構成ともに不明です」
「了解。前線メンバーを招集。ヘリは緊急出動準備に入れ」
「了解しました」
「現在,招集可能な前線メンバーは?」
「スターズ・ライトニングともに副隊長は外出中,ほかは隊舎で待機中です」
「八神部隊長は?」
「聖王教会に行かれてます」
「そうだったな。通信はつながるか?」
「はい!」
通信がつながるとはやてがモニターに現れた。
『ゲオルグくん。私はこれから戻るから前線指揮を頼むわ』
「いいのか?初出動だぞ」
『かまへんよ。そのほうが効率ええから』
「了解。ロングアーチ02はこれより前線メンバーを率いて現場に急行し,
前線指揮をとります。ついては,広域警戒要員として
リインを借りたいのですが」
『許可します!』
「了解!」
俺は,モニターの中のはやてに敬礼すると,発令所から飛び出して
屋上ヘリポートに向かった。
[リイン!聞こえるか!]
[聞こえるです,ゲオルグさん!]
[俺が前線指揮を取るから広域警戒要員として同行してくれ]
[わかりました!屋上でいいですね]
[ああ,頼む!]
俺がヘリポートにつくと,ヘリが既に待機していた。
俺はヘリに乗り込むと,パイロットのヴァイス陸曹に話しかけた。
「陸曹!ロングアーチから現場情報はリアルで入ってるな?」
「もちろんっすよ。レーベンにつなぎますね」
「頼む」
俺は現場周辺の地図を確認して舌打ちをした。
列車が走っているのが崖の上だったからだ。
崖下への落下の危険もあり,あまり陸戦をやりたいロケーションではない。
『ロングアーチよりロングアーチ02。敵戦力の構成についての情報です。
現在,列車周辺の上空に20〜30機の飛行型ガジェットが展開。
列車内には1型が30以上は侵入している模様。
また,未確認情報ですが,新型の大型ガジェットが存在する可能性ありです』
「ロングアーチ02,了解」
そこで,前線メンバー全員とリインがヘリに乗り込んできた。
「ゲオルグくん,遅くなってゴメン」
最後になのはがそう言いながら乗り込んで
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