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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第17話:悪ノリも計画的に
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大問題発生や。2人ともこれ見て」

はやてはそう言うと,1枚の紙を自分のデスクの上に置いた。
俺となのはは,2人で覗き込んだ。
それは,俺となのはが抱き合い,赤い顔をして見つめ合っている写真だった。

「ちょちょちょちょっとはやてちゃん!これどうしたの!!」

なのはが真っ赤な顔をして言った。

「ある筋から私にタレコミがあったんよ」

はやてがそう言うと,フェイトが続いた。

「なのは。2人はいつから付き合ってるの?」

「え?え?え?フェイトちゃん?ちょ,それ誤解・・・」

「言ってくれれば私だって,ちゃんと2人のことお祝いしたんだよ」

「いや,だからフェイトちゃん。誤解なんだって!」

「・・・ゲオルグくんの見解はどうなんや?」

はやてがそう言ったところで俺の意識はなくなった。


・・・10分後。
俺は,目を覚ました。
体を起こして部屋の中を見回すと顔を真っ赤にしたフェイトと,
机を叩きながら爆笑しているはやてと,頭を抱えているなのはが見えた。

「何があったんだ?」

《マスターは,なのはさんとマスターが抱き合っている写真に興奮して
 倒れたんです》
 
「・・・そうだ!はやてもフェイトもそれは事故だぞ!
 俺となのはは付き合ってないぞ!」
 
「うん,もうなのはから事情は聞いたよ。ゴメンね誤解して・・・」

フェイトが赤い顔のまま,小さな声で言った。
その横で,相変わらずはやては爆笑している。
その様子を見て,俺はすべてを把握した。

「・・・はやて」

「ん?なんや?ゴメン今腹筋痛くて・・・」

「・・・なのは」

「うん,そうだね。はやてちゃん。悪いけど今回ばかりは勘弁できないよ」

「ああ,いくら部隊長でもやっていいことと悪いことがあるよな」

俺となのはがうつむいて小声でそう言うと,はやては急に焦り出した。

「ちょっ,待ち!二人とも。謝るから!ゴメンって!やりすぎたのはゴメン!」

「・・・ちなみに写真を提供したのはレーベンだな」

俺は,はやての言葉に反応せずにそう断定した。

《・・・マスター?》

「・・・そうだな,レーベン」

《・・・はい,私が撮影し,はやてさんに送信しました》

「・・・2人とも,覚悟はいいよね」

俺はなのはのその言葉を聞くと,
はやての制服の後ろ襟を掴みそのまま引きずって窓から外に出た。
俺の後にはなのはが続いている。
はやてが何か言っているが俺には聞こえない。

「・・・レイジングハート」

《All right》

「・・・はやて。コイツを持って行ってくれ。三途の川の渡り賃がわりだ」
俺はそう言うと,待機状態のレーベンをなのはのバインド
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