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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第14話:僕らの出会いは・・・
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「本局の情報部だよ。んで,はやて・・・八神部隊長に引き抜かれて
 ここに来たってわけ」

「情報部ですか。どんなことをされてたんですか?」

「んー。それは,話しちゃいかん決まりになってるんだよ。悪いね」

俺がそう言うと,ティアナは残念そうな顔をした。
だが,情報部特務隊はその存在そのものが特秘だから,当然その任務内容も
特秘事項に該当する。おいそれと話せる内容ではないのだ。

(ま,聞いてもあまり気分のいい話じゃないしね・・・)

「でも,ゲオルグさんって陸戦Sランクの魔導士なんですよね。
 しかも,空戦もそこそこできるって聞きましたし。
 なのに情報部って,珍しいんじゃないですか?」
 
「よく知ってるね,ティアナ。なのはから聞いたのかな?」

ティアナに確認すると,ティアナは頷いた。

「まぁ,俺は2ランクのリミッタかかってるから,陸戦ランクもAA相当だし,
 空戦はちゃんとしたランク取ってないけど,リミッタかかっちゃうと
 いいとこCランクだからね。あんまり実戦では役に立たないよ。
 あと,確かに情報部にいる魔導師は多くないけど,
 全く必要ないかというとそうでもないんだな,これが」
 
「ほういへば,本局の情報部って,なんか特殊な戦闘任務を専門にしてる
 部隊があるって,噂で聞いたことがあるなぁ」

スバルがパスタをほおばりながらそう言うと,
ティアナがスバルの頭を小突きながら文句を言った。

「あんたね,ちゃんと飲み込んでから喋りなさいよ。
 こっちに飛んできたじゃない。あとね,あんたの言ってるのは
 都市伝説みたいなもんでしょ。鵜呑みにしないでよ」

(・・・都市伝説なんかじゃなく,現実に存在するんだけどね・・・)

俺はそう思いながらも,そ知らぬ顔で目の前のソーセージを食べた。

「ゲオルグさんって,フェイトさんたちと前からのお知り合いなんですよね?」

次にエリオが尋ねてきた。

「うん。6課にいる連中は結構知ってるよ。
 隊長陣は前から知ってるし,フェイトつながりでシャーリーなんかとも
 会ったことはあるからね。あ,シャーリーとはもう会った?」

「はい,初日の訓練前に。ところで,フェイトさんたちとは
 どうして知り合ったんですか?」

「みんな仕事がらみだよ。最初に知り合ったのはフェイトかな?
 で,なのはとはフェイトの紹介でだね」

フェイトと俺が知り合ったのは,7年前になる。
その当時,俺は三尉でフェイトは執務官になりたてだった。
俺が魔導師として配属された時空航行艦の執務官としてフェイトが居た。
フェイトになのはを紹介されたのは,そのすぐ後だから,
例の事故から復帰してすぐのころだったと思う。
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