第一章
[2]次話
仕事でゲームをしても
八条ソフトの開発部長早見鴎外は今職場でゲームをしている、だがその顔は真剣なもので楽しんでいる様に葉見えなかった。
面長で顎は長く先が尖っている、小さな目で唇も小さい。白い髪の毛を左右で分けていて痩せた身体の背は一六五程だ。
そしてゲームをしつつだ、新入社員の秋葉哲勇一八〇以上のがっしりとした体格で素朴な小さな目が目立つ感じの丸めの顔に癖のあるアフロの様な髪型の彼に言った。
「バグを見付けたからね」
「もうですか」
「うん、レポートに書いておくから」
ゲームをしつつ言うのだった。
「皆にはね」
「バグの習性をですね」
「お願いするよ」
「わかりました」
「さて、新作のリプレイの後は」
早見はゲームをしつつ言った。
「ファミコンを出してね」
「今度その頃うちが出してたソフトをですか」
「一枚のCDにまとめてね」
「それで出すんですよね」
「そうするからね」
「ファミコンですか」
「僕が子供の頃にやってたゲームばかりだよ」
「何十年も昔ですね」
「その頃のゲームは今見たらね」
それこそというのだ。
「容量なんて一メガもないから」
「ギガじゃなくて」
「何でもないから」
「何十作もですか」
「一つにまとめて」
そうしてといいうのだ。
「懐かしゲーム復刻ってことでね」
「出しますか」
「そうするから」
「そっちのゲームもですか」
「プレイするよ」
真剣な顔で言うのだった。
「そうするから」
「そうですか」
「うん、そうするよ」
こう話してだった。
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