第一章
[2]次話
アメリカントッピング
その注文を聞いてだ、大学生でピザ屋でアルバイトをしている山本信幸天然パーマ気味の髪の毛をやや伸ばし真ん中で分け鉤爪型の太い眉にきりっとした目鼻立ちで一七六位の背で引き締まった体格の彼は思わず電話の向こうの注文したお客さんに聞き返した。
「あの、本当にそれですか」
「はい、そうです」
英語訛りの返事だった。
「それでお願いします」
「ええと、ソーセージ十本に」
「ベーコン分厚くで十枚で」
「チーズも山盛りで」
「そしてスパゲティもです」
ピザ以外の注文もあった。
「ミートソースでそちらには卵を五つです」
「わかりました」
唖然としつつだ、山本は応えてだった。
店長に注文を話した、すると店長の古場大輔はこう言った。
「ああ、スチュワートさんだね」
「知ってるんですか」
「僕も二回位注文を受けたんだよ」
黒髪をショートにしていて穏やかな面長の顔である、痩せていて背は山本より高い。
「そうしたらね」
「こんなトッピングをですか」
「注文してくるんだよ」
「そうですか」
「それでピザだけでなくてね」
さらにというのだ。
「スパゲティもね」
「注文するんですね」
「そうなんだよ、もうね」
兎に角という言葉だった。
「凄いからね、コーラも注文したね」
「はい、ボトル一本」
「それで飲むからね」
「ボリュームが違いますね」
「まあそうしたお客さんもいるってことでね」
「出来たらですね」
山本は店員として応えた。
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