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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第9話:厄介な問題はとりあえず棚上げ
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た。


・・・5分後。
「・・・ということで,今後はこういうことはないようにね。わかった?」

「「はい・・・反省しています。なのはさん(ちゃん),すいませんでした」」

「ゲオルグくんもはやてちゃんももういいよ。だからフェイトちゃん,
 もうそのへんで・・・時間もないし」
 
両手を腰に当てて立っているフェイトの前で,俺とはやては正座をさせられ,
なのははフェイトを一生懸命になだめているという,
なかなかにシュールな光景が広がっていた。

「ところで,ゲオルグ」

フェイトがそう言ったので,俺はまだ叱られるのかと思い,ビクっとなった。

「久しぶりだね。半年ぶりかな?」

俺はフェイトのその言葉を聞いてほっと胸をなでおろした。

「うん,半年ぶり。元気みたいでなによりだよ,フェイト」

俺はそう言うとフェイトが差し出した手を握った。

「・・・ねぇ,いいかげんそろそろ行かないといけないと思うの」

試験官を務めるなのはは,しきりに時間を気にしながら言った。

「そやね。なのはちゃんを遅刻させるワケにもいかんし」

はやてがそう言ってフェイトを伴って一機のヘリに向かって歩き始めたので,
俺も2人についていこうとすると,後ろから腕を引っ張られた。

「ゲオルグくんは私といっしょだよ☆」

妙に機嫌が良さそうななのはに手を引かれて,俺はもう1機のヘリに
乗り込むことになった。


ヘリの中で, 俺はレーベンが集めてくれた新人候補たちの情報を
じっくり読むことにした。

「ゲオルグくん。今日の試験なんだけど・・・って何見てるの?」

「ん?ああ。新人フォワード候補たちの身上調査資料だよ。
 昨日の夜にレーベンに集めさせたんだ。どうも特秘扱いのもあるから
 なのはには全部は見せられないけど」

俺は資料に目を通しながら,なのはに答えた。

「身上調査って?」

「思想的に危険な人物でないか。生まれや育ちに特殊なものはないか。
 家族に同様の人物はいないか。あとは経済的なこととか,部隊運営上,
 危険となりうる因子が許容レベルを超えていないか確認してるんだよ」

「へえ。ゲオルグくんって,真面目に副部隊長やってるんだね」

「まあね。給料分の仕事はしないと。で,今日の試験がなんだって?」

「あ,ちゃんと聞いててくれてたんだ。
 あのね,試験そのものは私とリインでやるんだけど,
 できれば終了後にゲオルグくんにも講評をしてもらいたいなと思ったの」

「つまり,オブザーバーとして試験を見てろってことね?了解」

なのはに答えながらも俺は資料から目を離さない。

「ねぇ,レーベン」

《なんですか?なのはさん》

「これ,
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