第4話:裏の事情を教えてもらいました
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るわな。
てか,それで足りるのかどうか・・・」
「やろ?そやからゲオルグくんにも来てほしいんよ。どうやろか?」
はやては俺の目を見つめていた。
(管理局の崩壊か・・・これは行かないわけにはいかないな・・・)
俺は決意を込めてはやての目を見つめると,大きくうなずいた。
それを見たはやては,肩の荷が下りたかのように大きく息を吐いた。
「そう言ってくれてよかったわ。よろしくな,ゲオルグくん」
はやてが明るい声で言っているのは聞こえていたが,
生返事しか返すことができなかった。
(無限の欲望って・・・どこかで・・・)
「ゲオルグさん?どうかされましたか?」
「はい?何でしょう?カリムさん」
カリムさんに話しかけられて,俺は沈みかけていた意識をたたき起した。
「いえ,何やら難しい顔で考え込んでおられるようでしたので」
(言った方がいいのかな? いや,不確実なことは言うべきじゃないな)
「管理局が崩壊すると聞いて,少し平静でいられなかったんですよ。
申し訳ありません」
「いえ,お気になさらないでください」
それから,お茶をいただきながら今後について少し話をしていると,
クロノさんがそろそろ帰ると言い出したので,今日のところは
解散することになった。
クロノさんとはやてに続いて部屋を出ようとすると,カリムさんに止められた。
「ゲオルグさん。お引き留めして申し訳ありませんが
もう少しお時間はよろしいですか?」
「ええ,構いませんが」
「ほんなら私らは先に帰ってるわ」
そこではやてたちとは別れることになった。
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