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レーヴァティン
第二百七十一話 調べ終えその十二
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「それ以前にだ」
「そうしたことばかりしたしな」
「大粛清もだな」
「あと二次大戦でもかなりの人が死んだ」
「国土も荒廃した」
「そんなことだとな」
「滅んでも当然だ」 
 幾ら表向きは超大国と呼ばれていてもだ。
「その分人口が減り産業が崩壊する」
「それで国が崩壊しない筈がない」
「そうだ、だからだ」
「ソ連は崩壊したか」
「そうした政策を続けたからな」
 ホロドロームなり大粛清なり多くの人命が失われ国家産業に深刻な悪影響を及ぼす政策をというのだ。
「ましてや国の土台を固める時だった」
「革命を成功させて」
「そこでだ」
「そんな政やってたからか」
「国の土台は実はだ」
「ボロボロだったか」
「だからアメリカには常に及ばなかった」
 例え最初に宇宙に人を送ってもだ」
「元々の産業が一度崩壊していた」
「国のあらゆる」
「ホロドローム、粛清、二次大戦でな」
「それで産業が復興したとしても」
「あまりにも崩壊の度合いが酷かった」
 ソ連はというのだ。
「その為だ」
「ああしてだな」
「ずっとアメリカに遅れを取り」
「それで軍事力にやけに力を注いで」
「アフガン侵攻に失敗してだ」
「崩壊したな」
「そうなった、そのはじまりと言える」 
 英雄はさらに言った。
「ホロドロームの様なことはな」
「しないことだな」
「食いものはどんなものもな」
「誰もが食える」
「好きなだけだ」
「そうなる様にしないとな」
「政としてな。だから西瓜もその様にしていてだ」
 久志に西瓜をさらに食べつつ話した。
「そしてだ」
「メロンもマンゴーもでか」
「他のものもな、乳製品もな」
 こちらの食べものもというのだ。
「そうなる様にな」
「作ってるんだな」
「しかも乳製品は保存も効く」
 こちらのこともあるというのだ。
「チーズもバターもな」
「ヨーグルトもだな」
「牛乳は日持ちしないが」
「チーズとかにするとな」
「もつ、だからな」
 それでというのだ。
「尚更だ」
「沢山作ってるんだな」
「そして民にも食わせている」
「そうしているんだな」
「そうだ、戦は長引くとな」
「それで咄嗟の時はな」
「保存食が必要だ」
 久志に冷静な怖え述べた。
「乳製品はそれが期待出来るものが多く」
「チーズなんか特にそうなるしな」
「それで作らせている、だからクトゥルフとの戦でもな」
「チーズも持って行くな」
「そうする、明日か明後日にはもう全ての文献を読み終える」
「じゃあな」
「後はそれをまとめて兵や民に教えてな」
 その様にしてというのだ。
「そしてだ」
「戦うな」
「いよいよな」
 まさにというだ。
「そうする、また戦の為の準備が一つ終わる」

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