暁 〜小説投稿サイト〜
魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
GX編
第137話:踏み出す勇気
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「シャトーは起動し、世界分解のプログラムは自立制御されている」
「つまり、もうお前に用は無いって訳だ」
「ご苦労だったな。世界の腑分けは、俺達が執刀しようッ!」
これで終わりだと、ハンスがウェル博士にダイスサーベルを振り下ろした。
その瞬間、ウェル博士は懐から小瓶を取り出しそれを地面に叩き付けた。すると小さな爆発が起き、束の間ウェル博士の姿が掻き消える。
「チッ、小癪なッ!」
一瞬動きを止めたハンスだが、ただの目くらましと剣を振り下ろした。だがそこには既にウェル博士の姿は無く、刃は虚空を斬るだけに留まった。
「消えた? 奴は、どこに……」
「飛び降りた……のであればどの道奴は助からないだろう。後は……グッ!?」
「ハンスッ!?」
突然、ハンスが胸を押さえてその場に崩れ落ちた。変身が解除され、晒された素顔は大量の脂汗が浮かび誰が見ても分かるくらいの死相が浮かんでいる。
「ハンス、ハンスしっかりしろッ!?」
「は、ははは……限界が近いみたいだ。だけど安心しろ、キャロル。イザークさんがキャロルに託した命題を叶えるまでは、何とか持たせるから」
「あぁ、そうだ。もう直ぐ……もう直ぐなんだ。もう直ぐ命題が完遂する。その為の障害は……」
キャロルが手を翳すと、錬金術により外の様子が映し出される。
そこに映っているのは、響と洸の親子の姿だった。
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