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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
彼女の怒りは、彼氏が収める
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ヒスってる女は扱いにくいのよ…近寄らない方が良いのよ!
「追いかけても良いが、さっきの見たろ!僕が行っても逆効果だよ………同じ気持ちを分かっている、お前が行ってこいよ!優しく宥めろよ。帰ってきて、いきなり斬りかかられたくないから」

「僕が行って効果ありますか?…殴られるだけでは?」
「じゃぁ殴られてこいよ!お前がサンドバックになって、怒りを吐き出させろよ!…アルルにだったら殴られても構わないだろ、お前!?」
そっちの趣味に目覚めちゃったりして…
「……ふう…相変わらず勝手だなぁ……」
諦めなさいよ…この男は、そう言う奴なのだから。


なんやかんやと文句を言いつつ、アルル様の後を追うお兄様。
「…行ったか。………惚れてる女の事なのだから、僕に言われなくても後を追ってほしいものだね!」
率先してそんな事が出来るのなら、リュリュお姉様は既にご懐妊でしたわ!
「お父様…お兄様にそう言う期待をされるのは酷ですわ。そんな事が出来ているのなら、今頃お父様には孫が複数存在しているはずですわ!」
グランバニアの未来が心配ねぇ…

「ところでリュカさんは、何時頃からティミーさんがアルルに惚れているって、気付いたんです?」
「…そう言うハツキは何時から?」
「私は…船を手に入れてからですね。仲良さそうに会話している二人を見て…」
あ、私もー!
船で良い雰囲気だったのよ。

「僕は…ダーマでかな」
ダ、ダーマで!?それはいくら何でも…
「幾ら何でもそれは嘘よ!ティミーとアルルちゃんが出会った場所じゃない!」
「うん。カンダタやハツキ・ウルフが転職をしている時、あの二人が仲良さげに会話してたんだ…ティミーって女の子と会話する時、僕の血が混じっている事を恐れて、1歩引いて対峙してたんだ。例外は母親と妹、あとリュリュ…まぁ彼女も妹なんだけど、それくらいかな。でも出会って1日のアルルとは、自然な形で会話してたんだ!………あの時思ったんだ…絶対この二人をくっつけようって!」
け、結構見てるのね!
侮ると痛い目に遭うかな?…無いか!



さてさて、タリーナさんに色々と此方の状況を説明し、アルルパパとポポタパパが同一人物である事を分かってもらい、話は纏まった。
そして辺りが暗くなってきた頃、お兄様とアルル様が揃って戻ってきました。

「只今戻りました…申し訳ありません、ご心配掛けて…」
「遅くなって済みません…」
1発ヤってきたのかしら?

「何だぁ?遅いと思ったら、イチャついてキスしてたのか!」
「な、何ですか…藪から棒に!!」
お兄様、動揺しすぎです!
キスぐらいなんですか!

「だってキスしてたんだろ?」
「な、何を根拠に!!」
「……お前、女装の趣味があるの?」
女装しても、ポピーお姉様が
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