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私が好きになった人は・・だった そして、親友の女の子とも・・
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 6月も末になってしまって、ようやく、コウが明日は大雨らしいから、練習休むんで、来ないかと言ってきた。急だったけど、私は喜んで行くと言っていた。

 コウのマンションがある駅まで行って、迎えに来てくれているはず。ミントグリーンのチェツクのシャツワンピースで、お嬢様風で上品に見えるよねと岬達と買ったものだ。顔が見えた。前より日焼けしているように見えた。

「わりと小雨になって良かったネ」

「ウン もっと激しいんか思ったけど・・コウ 嫌いなもんあるのー 買い物していこうと思うんだー なんか作るネ」

「いや 別にないよ あー でも、刺身とかは 今、避けている お腹こわしたくないからネ」

「そうなんだー じゃぁ 麻婆豆腐 あんまり辛くない方がいいかなー」

「えっ そんなの作れるの?」

「ウン 一応 バッチリだと思うヨ」私は、まだ、レシピ覚えているはずなのだ。

「そうなんだ じゃぁ それ 辛い方がいいなぁー 代謝良くなるから 汗が出るやつ」

 食材を買って、コウの部屋に入ると、バスルームの横を抜けて、確かにワンルームだ。小さなテーブルとベッドそれに本棚があるだけだった。だけど、日当たりは悪くないみたい。狭いベランダがあって、雨が少し強くなってきたみたい。

「フライパンこれしかないよ」

「ウン 大丈夫 だけど調理 どこでするの?」

「あぁ これ」と、立てかけてあった板をシンクの上に被せてくれた。

 狭いけど、何とか出来上がって、今度は、食器が無いからと二つあった丼に入れて、買ってきたパンをお皿に並べた。御飯は炊飯器が無いと言われてたので、パンを買ってきていたのだ。

「ウン うまい 中華料理屋みたいだよ 上出来だなー ミミ 料理うまいネ」

「ふふっ これだけネ あとは オムライスしか作れないんだよ」

「そうかー オムライスもうまそうだなー」

「じゃぁ 今度ネ」

 食べ終わって、洗い物をしていると

「ミミ 大学 どこ行くの?」

「ウーン 岬とね お茶の水 受けようッて言っている だけど・・私 コウと一緒のとこにしようカモって考えてるんだー」

「それはなーぁ だって 僕は、来年 4年だよ 就職したら、どこに行くのかわからない 1年しか一緒に居られないよ だから せっかくなんだったら いい大学に行った方が良いよ」

「だよなー 1年間しか一緒でないんだものなー でも、少しでも一緒に居たいなー」

 その時、後ろから抱き寄せられて、振り向かされ、コウが唇を合わせてきた。私、いきなりだったので、離れようとしたのだけど、今度は顔を両手で抑えられて・・。長かった。そのうち、私は、少し、夢心地の中で手をコウの背中に回していた。筋肉で被われているように厚い胸。

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