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私が好きになった人は・・だった そして、親友の女の子とも・・
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 家に帰ったら、弟の(あおい)だけが居て

「ミィ姉 お母さんも、お父さんの会社に急に出て行ったよ 少し、遅くなるから、お姉ちゃんになんか作ってもらいなさいって」

「そう 急なのネ なんかあったのかなー」

 お父さんは産業機械の部品の製造会社を小さいけれども経営していて、お母さんも総務のことを手伝っているのだ。だから、二人で出ていることも、これまででも幾度となくあるのだ。

「御飯は炊けているのかなー」と、私は着替えて、キッチンを見にいった。

「あっ 忘れてた スイッチ入れてねって お母さんに頼まれていたんだー」と、ソファーでスマホをいじっていた碧が慌てて、スイッチを入れにきた。

「アオイ! うんもぅー スマホばっかー 勉強は?」

「そー言うなよー 適当に済ませたよ あんまり勉強って言うなよー お母さんみたいにー さんざん受験を乗り越えたんだから、一休み それに、クラブ活動で疲れてんだよ 少しは、気休めだよ」

 弟は、受験で進学校に受かって、この春高校に進んだとこだった。そして、クラブ活動にバドミントンを選んだものだから、授業が終えてもクラブでしごかれているみたいだった。確かに、日曜ぐらいしか休める時がなかった。その日曜だって、試合の時が多くって、頑張っているとは思うのだが。

「あのさー チャーハンは?」

「えー ミィ姉 もっと なんかー 気合入ったもの作れないのー?」

「ウーン じゃー オムライス」

「子供じゃーあるまいしー トンカツとか唐揚げとか 麻婆豆腐もいいなぁー 辛いの」

「あのねー お肉はござんせん 冷蔵庫見てみなよー それに、そんなの私には無理」

「ダメ姉だねー そんなじゃーお嫁にいけないよ 悲しーいネ」

「こらー 余計な お世話よー 別に、碧にもらってくれって思ってないから あっ 冷凍に挽肉あった 豆腐もあるから 麻婆豆腐挑戦してみっかー そのかわり、文句言わないで食べるんだよ」

「えへーっ あのさー スマホでレシピ検索して教えてあげっからね お姉様」

「うん お願いネ しょうがない 可愛い弟のためだからー」

「ミィ姉 今日 デートしてきたんだよネ」

「ウッ なんのこと?」

「とぼけてもわかってんだー 朝からシャンプーして、コロンかなんか振ってたよね 花のヘァピンして、唇もなんか付けて出ていったもんなー」

「・・・それでー 何から始めるのー? 検索したー?」

「わぁー ごまかしてやんのー あっ 赤くなってるー」

「お前なー 晩飯抜きでいいのかー」

「へぇー お嬢様がそんな言葉使っていいのかなー」

 私は、両手で顔を覆って、泣き崩れるようにしゃがんだ。ふりなんだけど・・

「うぅー 私には、
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