やっぱり僕は歌が好き 第十楽章「何気ない一言が余計な仕事を増やす」
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んかリュカさん?」
「ん〜……みんな若いし、何とかなるんじゃないのかなぁ? 知らんけど」
陛下は何かを察してるのか、各校の卒業式に間隔を開ける事を嫌がってる様に見える。
「それは酷い。学生は奴隷の様に酷使して使い潰しても構わないとおっしゃいますか!!」
「そんな事は言ってないけどぉ〜……僕も忙しいしぃ〜……一カ所で済めば良いなぁ〜って!」
何が一カ所で済めば良いのですか?
「何を仰います。卒業式という晴れの舞台で、陛下のご臨席……及びお言葉を賜れたら、全卒業生にとって最高の祝いになるでしょう!」
「それは素晴らしいですわ!」
素晴らしい提案に、思わず声を上げてしまう。
「ア、アイリーンちゃん……」
「ほら、現役女子学生も大いに賛成しておりますよ。美女の期待を裏切るのはイケメンのやる事では無いですよねぇ(笑)」
し、しまった……私の所為で陛下がクズ宰相に責められてる。
「そういう訳でユニさん。文部魔法学大臣を読んできてくれ」
「は、はい!」
突如指示を受けた部下の女性は慌てて部屋から出て行った。
そんな彼女を見送った陛下は、ポツリと呟いた……
「余計な奴の前で、余計な事を言ったなぁ……」
アイリーンSIDE END
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