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レーヴァティン
第二百六十九話 混沌と悪意の神その四

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「手を打つ必要がある」
「ああ、信仰の自由は保障してもな」
「その宗教による」
「余を乱そうとする破壊しようとするものなんてな」
「認められない」
「そうだよな」
「最悪のキチガイ共はな」
 強い声で述べた。
「排除しなければならない時もあり」
「ただ喚いてるだけならいいがな」
「それを実行に移そうとするならだ」
 その時はというのだ。
「俺達としてはだ」
「動かざるを得ないな」
「何があってもな」
「そうだよな、しかしな」
「どうした」
 久志の今の言葉に問うた。
「何があった」
「俺達の浮島にはだ」
「ああ、そういうことか」
「その通りだ」
「そうした連中がいなくてよかったな」
 自分達の浮島にとだ、久志は心から思って言った。
「本当にな」
「全くだな」
「ああ、クトゥルフも厄介だがな」
「その神を信じて世をは海鮮とする最悪のキチガイ共もだ」
「見付けて何かしようとしたらな」
「捕らえてだ」
 そうしてというのだ。
「そのうえでだ」
「処罰しないとな」
「そうだ」 
 まさにとだ、英雄は久志に答えた。そうしながら狂気に満ちた顔で偉業の神を崇拝する者達を脳裏に思い浮かべた。
「まさにな」
「宗教は自由でもな」
「しかしだ」
「世を乱すものは論外だからな」
「警戒してだ」
 そうしてというのだ。
「取り締まる」
「そうするな」
「連中もだ、だが数が非常に少ないのも当然だ」
「今言った通りの答えでな」
「そうだ、だからな」
 それでというのだ。
「非常に少ない」
「二つの浮島じゃ確認出来ない位にな」
「そうだ、キチガイ自体が少ないものだが」
「特にあそこまでのキチガイはな」
「少ない」
「そうだよな」
「邪教の中でもな」
 英雄はうどんを薬味の葱細かく刻んだそれと共に食べつつ述べた。
「そうなっている」
「邪教と言っても色々ってことだな」
「一口に言ってもな」
「中にはインチキもあるしな」
「実は詐欺師ということがな」
「それもあるな」
「金をやたら欲しがりだ」
 そうしてというのだ。
「地位や権力を求める」
「そうした宗教はインチキだな」
「教理でも他の宗教の適当なツキハギだったりしてだ」
 その様なものでというのだ。
「やたらと不安を煽る」
「世界の滅亡とかな」
「そうしたものはだ」
「まあインチキだな」
「逆に小さくともだ」
 その規模がだ。
「金や地位を求めずだ」
「人の不安を取り除く教えならな」
「それは本物だ」
「そうなるな」
「何でも本物と偽物があるが」
 その両方がだ。
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