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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第十話 厄介事と平穏な学生生活
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ろうか?
「……おいしい」
「うん。こっちもおいしい」
二人とも顔がほころぶ。
二人とも可愛いんだから笑顔が一番だ。
すずかが二人をうらやましそうに見ていたので、黙って差し出すと
「ありがとう」
笑顔で一つ受け取って食べてくれた。
その後、三人とも違う種類を取っているので互いに交換しつつ全ての種類を食べていた。
減った俺のお弁当に三人のおかずやおにぎりを分けてもらいながらのんびりと食事を続ける。
「それにしてもおいしいハムよね」
「うん。チキンのソースもおいしかったし」
「オリーブソースもちょうどよかったよね」
三人とも俺のお弁当に満足してくれたようだ。
「どこでこのハムとかソースとか買ってんの?」
アリサがそんな事を尋ねると同感と言わんばかりになのはが何度も頷いてる。
ちなみにすずかはその答えをわかっているためか苦笑している。
「ソースとハムは自家製だ。さすがに野菜は買っているが」
「は?」
「え?」
アリサとなのはが固まった。
ソースは手作り、ハムは生肉を買ってきて自宅で燻製。
かのはっちゃけ爺さんや黒の姫君の舌を満足させた衛宮印の逸品なのだ。
そこいらの製品に劣る気はない。
そんな事を思っているとまた三人が集まってコソコソ話をしていた。
「すずか、あんた知ってたの?」
「まあ、一応」
「士郎君、すごすぎだよ」
「というか女のプライドが……」
相変わらず聞こえないが何を話している事やら
としばらくして満足したのがコソコソ話も終わった。
そして
「士郎、明日空いてる?」
とアリサにいきなり尋ねられた。
どうやらお弁当ネタはここまでにして話を変えたいらしい。
で明日の予定だが学校は休みだが、また用が入っている。
「すまない。明日はまた用がある」
「そっか、残念ね。すずかの家でお茶会するから一緒にと思ったんだけど。
まあ、忙しいなら仕方がないわね」
「……多分会うと思うぞ」
「何か言った?」
俺の小さなつぶやきに反応したアリサに首を振る。
会ったら驚くだろうから、その時まで秘密にしておこう。
すずかも俺の意思を感じ取ったのか苦笑しながらも何も言わなかった。
さて、お姫様方がおいでになるのだ、明日は存分に腕を振るうとしよう。
アリサとなのはは驚くだろうなと思いつつ何を作るか考え始めた。
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