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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第十話 厄介事と平穏な学生生活
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ない。
 だからと言って油断できる相手じゃないけど

「僕達は魔術師ではありません。
 ロストロギアとは過去に滅んだ超高度文明から流出する、特に発達した技術や魔法の総称のことです」

 僕の言葉に満足したのか右手に持つ剣をしまう。
 それに僕も少しだけ安堵するけど

「この土地でしていることには眼を瞑ろう。
 だがこれ以上一般人の平穏を脅かしたり、秘匿が出来ない場合、貴様を外敵と認識する。
 よく覚えておけ」

 彼はそう言い残し、一歩下がりビルの屋上から身を投げた。
 それと同時に威圧感も消えた。
 なのはも緊張してたのか座り込んでしまった。
 と同時に周りに刺さっていた剣も消えてしまった。

「……ユーノ君、今の子って」
「多分この世界の魔導師。少なくとも僕達と同じ魔導師じゃないのは間違いない」

 今回はどうやら見逃してくれたみたいだけど、今度会ったときはどうなるかわからない。
 彼の事を少し調べないとまずい。
 じゃないとこっちが常に後手にまわってしまう。

「なのは、レイジングハートを使って彼を追って」
「う、うん。お願いレイジングハート」
「Yes」

 レイジングハートがデバイスモードになり、周りをサーチする。
 だけど

「Sorry, target lost」
「だめ。全然見つからない」

 相手の方が何枚も上手らしい。
 彼の事をどうするべきか考えると頭が痛い。




side 士郎

 ビルから飛び降りると同時に路地裏に入り、隠れながら遠回りをして家に戻る。
 仮に探されたとしても魔力殺しのアミュレットを身につけているのだ。
 魔術を使いでもしなければ魔力からは後は追えないはずだ。
 黒鍵の方もビルから飛び降りると同時に破棄したので問題はない。

「だが魔術師じゃなくて、魔導師とはな」

 しゃべるイタチ、ユーノ・スクライアの言葉に嘘がなければこの世界に魔術師の代わりに存在するモノと見て間違いないだろう。
 それにしても術式がかなり違う。
 なのはが持っている杖も魔術師が持つ礼装と違い、かなり機械的であった。
 さらにユーノはロストロギアの説明の時に魔術ではなく魔法と言った。
 根本的な概念そのものが違うとみていいだろう。

「それにロストロギア、ジュエルシード」

 ユーノいわく、過去に滅んだ超高度文明から流出する、特に発達した技術や魔法の総称。
 ジュエルシード、あの青い宝石にどのような機能があるかは実物を手にしなければ理解も出来ないが、危険なモノとみて間違いはないだろう。
 なにより

「シリアルナンバー10となのはが言っていたな」

 あれが一体何個あるのかは知らないが、ナンバー10があるのだから最低
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