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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
幕間
幕間:丹下 真教
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ーヴァントを捕らえる為の部隊だ。

もうひとつが私の所属している研究所
今は子安とかいう財団の枷でしかないクソアマが技術顧問を勤めており、研究は滞っている。

俺はサーヴァントでアレコレ試してぇんだ。
それなのにやれ人権だ非人道的だの喚いてやめろってほざきやがる。
黙ってろ。サーヴァントに人権もクソもあるかよボーケ。
てめぇが天才じゃなけりゃ今頃俺は好き勝手やれたんだ。

にしても、こいつは天職だ。
なーにが人類の未来のためだァ?
クソつまんねぇ研究よりかはよっぽど楽しいぜ、サーヴァントの研究ってのはよ。

そういえばこの前、面白いモノも出来た。
サーヴァントの体内に入れば霊基をたちまち汚染する代表の精液、
そいつを薬にして飲ませちまえばいいのではと閃いたが、それはもう名案だった。


奴の精液はどれだけ経とうが絶対に腐らずその効果を発揮する。
そんでオマケにやつの1度の射精量も半端じゃない。まさに豚並だ。
だから薬の大量生産も容易に行えた。
だが、一つだけ欠点があった。

カプセルにして飲ませさえすればサーヴァントはこちらのものになる。
しかし、そこまでがあまりにも大変だった。
当然サーヴァントってのはバカみてぇに強い。
大の大人が複数人でかかろうが軽く返り討ちだ。

抜群のチームワークと人外じみた執念を持つ山本部隊は別だが、他の部隊だと一騎のサーヴァントを捕まえるのにあまりにも犠牲が多すぎる。
これでは非効率だ。

だから私は効率化を目指した。
飲ませられないのなら、ぶち込めばいい。
おさめるのは薬ではなく、弾丸(タマ)にすりゃあいいんだ。

そんな時、
俺の元へ朗報が舞い込んだ。

「丹下さん!!大変です!!」
「おや、どうしました?」

1人の研究員が私の元へ慌てた様子でやってきた。
膝に手を付き、息も絶え絶えの様子で彼は掠れた声で俺に報告する。

「技術、顧問が…子安さんが脱走しました!!」
「……。」

このとき、俺はどう言った顔をしていただろうか?
いや、自分でもわかった。
無意識に口がにんまりと開いた。
目を細め、にっこりとしていた。

部下が不思議そうに「丹下さん…?」と恐る恐る尋ねていたのを覚えている。

確かにあの天才を失うのは財団の損失だろう。
しかし、ついに枷が外れた。
あとから聞いたがサーヴァントの召喚に成功し、我に返ってこの財団から脱走することを決意したらしい。
まぁやつは女だ。
ここに嫌悪感を示してたのも確かだしな。
まぁ、助かったよ。

そこから俺の快進撃は止まらなかった。

洗脳薬に変わる洗脳弾の開発に成功し、捕獲率は大幅に上がり、殉職する実働部隊も減った。

さらには財団代表に使い込まれ、
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