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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
幕間
幕間:丹下 真教
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で…!」
彼と行動していく中で、こういった光景を何度も見てきた。
マスターは皆虚しい叫び、泣き、無駄な怒りを吐き出す。
彼に犯される己のサーヴァントを見せつけられながら。
嗚呼…最高なんだ。この瞬間が。
俺はこの瞬間がたまらなく好きなんだ。
この人について行って、正解だったんだ。
?
それから、
「こ、これは…!?」
「ああ、俺達の本拠地みてぇなもんだ。」
見せたいものがある、ついてこい。
そう言われ近くの海に行くと、そこには『島』があった。
いや、それは島ではなく街の一部を切り取ってそのまま海に浮かべたみたいなものだった。
「あちこち彷徨くのもめんどくせぇからな。ここは移動式の島でも作って、んで職員募集して財団として起業しようと思ってる。」
島を作った?起業する…?
意味がわからない。島なんて作れるものなのか?
しかも移動式?数日でそんな代物は出来るのか?
島に1歩踏み込む。そこは全くの無人。
人の気配もなく、建設工事の作業員も居ない。
「まぁついてこい。」
そういって彼は俺を追い抜かして行き、島の中央に位置するひときわ高いビルへと入っていった。
言われるがまま彼について行き、そうしてエレベーターで最上階へと向かう。
そこにあるのは、だだっ広い部屋と高級そうな机と椅子。
壁は一面のガラスで、存分に太陽の光が差し込んでくる。
「ふぅ。」
そうして彼は、革の椅子に腰掛けた。
「やっぱ俺様は、こういう方が性に合ってる。」
そうして彼は満足そうに微笑むと、いつの間にか高級スーツに身を包んでいた。
「そうだな。名前は葛城財団。俺様による俺様の為の巨大企業。全てのマンコをここひとつに収め、俺様だけのイブンタイを作り上げるための王国だ。」
「……。」
そうして彼は、俺を指さし役割を与えた。
「お前、医療関係で研究してたんだってな。」
「あ、はい…。」
「じゃあ決まり。お前研究者だ。助けてやった恩のため、俺様のためにサーバントについて研究してその身を捧げろ。いいな?」
それから、丹下真教の研究者としての第2の人生が始まった。
?
数週間後、
葛城財団の社員総数は200を越えようとしていた。
サーヴァント達に命令し、至る所に職員募集の貼り紙を貼った結果、集合場所には大量の人材が集まった。
サーヴァントを自分のものにできるなんて触れ込みが書いてありゃあ、そりゃ誰だって飛びつくってもんだ。
人間ってのは他人の持ってるもんが凄まじく羨ましくなる生物だからな。
そうして集まった者達は大きくわけて2つの部署に分けられる。
ひとつは実働部隊。
船やヘリを用い、この移動式の島から日本各地へ向かってサ
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