第94話
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闘いの後に宇宙一になった。グラノラよりも遥かに強力で貴様より強い力を持ってな」
「やった!ざまあみろサイヤ人!アタシ達ヒータを馬鹿にするからだ!!さあ、ガス!次はあいつだよ!!」
「あの男の息子か…見れば見るほど忌々しいあの男に似ている」
バーダックに似ていることを再確認して悟空を標的にしようとしているガスだが、悟空は笑みを浮かべていた。
「おい、おめえ達。ベジータはまだ負けてねえぞ?」
「何?」
悟空が見ている方を見遣ると体は傷付き、ジャケットは吹き飛んでいるがそれでもしっかりとした足取りでガスの方に歩いているベジータの姿があった。
「最高の刺激だぜ…さあ、ここからが本番だ」
口内の血を吐き捨てると拳を握り締めるベジータにガスは忌々しそうに顔を歪める。
「チッ、そのしぶとさ…あの男も無駄にしぶとかった…どうやらサイヤ人は全員しぶといらしい。」
「当たり前だ。貴様がどれだけ強くてもそれは俺達の闘争本能を刺激するだけだ。俺達サイヤ人は強敵との闘いを欲しているんだ。貴様は俺に言わせれば上等な餌だ」
「餌だと…?」
「さあ、来いよ宇宙一さんよ。戦闘民族サイヤ人の無限の進化を見せてやる」
「抜かせっ!!」
“餌”呼ばわりには流石のガスも苛立ちを覚え、ベジータを蹴り飛ばそうとするが、ベジータはガスの足を容易に掴んだ。
「なっ!?」
次の瞬間、ベジータの鋭く重い蹴りがガスの胸に入り、岩に叩き付ける。
「「え!?」」
簡単にガスの攻撃が受け止められた上に反撃までされたことにマキとオイルは目を見開いた。
「くっ!!」
すぐにガスは立ち上がってベジータを睨むが、睨んだ先にベジータはいない。
「こっちだ馬鹿が」
「なっ!?チィッ!!」
いつの間にか背後にいたベジータにガスが振り返り、剣で斬り裂こうとしたが、ベジータの破壊のエネルギーに阻まれて剣が破壊されてしまう。
結果として大きな隙を曝すことになったガスの顎をベジータが蹴り上げる。
「ぐっ!どうなって…」
パワーが先程より異常に上がっていることにガスが困惑するが、考える暇をベジータは与えはしない。
眼前に移動していたベジータはガスの胸倉を掴み上げ、顔面に拳を突き刺した。
その瞬間、ガスの後方に衝撃が走る。
ベジータが胸倉を掴んでいた手を放すと顔を鷲掴みにして地面に頭を叩き付ける。
「ぐあ…っ!」
「残念だったな、今の俺は闘争心を燃やす度に強くなるんだ。貴様がくれた最高の燃料と俺達サイヤ人を利用してくれやがった貴様らへの怒りで俺の力は無限大だっ!!」
ベジータがガスの頭を地面に叩き付ける度にクレーターの規模が大きくなっていく。
「おい
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