第94話
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現れた男はマキとオイルと同じ肌色の細身の男だった。
しかし、ガスから放たれている威圧感はグラノラを遥かに上回っている。
「ほう、グラノラよりも遥かに強い…相手に取って不足はないな」
「あ、あれが…ガスだと?」
「グラノラか…無様だな…俺達に利用され、挙句の果てに宇宙一になってもサイヤ人の1人さえ倒せないとはな。」
「くっ!」
立ち上がろうとするグラノラをベジータがモナイトに向かって突き飛ばす。
「邪魔だ。あいつは俺の獲物だ…!」
破壊神のオーラを迸らせながらベジータはガスへ向かって破壊玉を作り出す。
「こいつは挨拶代わりだ。この破壊の力を受けてみやがれ!!」
破壊玉をガスに投げつけるとガスは盾を作り出して破壊玉を受け止め、弾き飛ばした。
「……」
「嘘だろ…?破壊のエネルギーを簡単に弾きやがった…」
ベジータは弾かれた破壊玉を見つめ、悟空は破壊玉が簡単に弾かれたことに驚く。
「貴様がグラノラを倒したのか…つまり貴様が少し前の宇宙一か。」
「ふん、貴様もあいつのように蹴散らしてやるさ」
「…奴は…あの男に似ている…」
ガスの視線が悟空に向けられ、視線を向けられた悟空は不思議そうにしている。
「バーダックか?確か貴様はバーダックと闘ったんだったな、カカロットはバーダックの息子だ」
「なるほど、どおりで似ているわけだ。奴は生きているのか?」
「大半のサイヤ人はフリーザに滅ぼされた。生き残りはもう数える程度しかいないだろう」
「チッ…出来るなら奴もこの手で始末したかった。」
「安心しろ、地獄に行けばバーダックに会えるだろうぜ!!」
ベジータがガスに突撃し、ガスも同時に飛び出して拳を激突させる。
拳が激突した瞬間、周囲が衝撃で吹き飛ぶ。
力負けしたのはベジータの方だ。
「チッ!はあっ!!」
右手の痺れを無視しながら気を溜めてギャリック砲を放つが、ガスは瞬間移動でベジータの懐に入り、腹に蹴りを叩き込む。
「がっ!?くっ!!」
何とか耐えて回し蹴りを繰り出すが、ガスもベジータに回し蹴りを繰り出して互いの蹴りがぶつかる。
今度も力負けしたのはベジータの方だ。
「死ね」
ベジータの周囲にクナイを無数に展開し、放ってくる。
それに対してベジータは全身に破壊のエネルギーを纏わせてクナイを破壊し、砂にした。
これには流石のガスも驚いたのか目を見開いている。
「破壊の力を舐めるなよ…」
「随分と便利な力だな…だが…」
次は棒状の武器を作り、ベジータを殴り飛ばし、倒れたベジータにガスは拳を地面に叩き付け、星のエネルギーを叩き込む。
「俺は貴様とグラノラの
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