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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第七話 就職先と……
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相手も明言はしてないもののそれは理解しているはずだ。
そんな相手から呼び出されるとは思いもしなかった。
もしや結界に何らかの不備が起きたのかとも思ったが、平日の昼間を指定してきたからその線の可能性も低いだろう。
なぜならこの時間であればすずかは学校に行っている頃。
結界の話であればすずかに立ち会ってもらった方が月村家全員に確実に説明ができるのだからわざわざ席を外してもらう必要がない。
そうとなるとすずかには聞かせにくい話ということだろうか?
考えても仕方がないのでとりあえず向かう事にする。
しかし攻撃される心配はないとはいえ、こうして自分の周囲にトラップや攻撃用の武器があるというのは落ち着かないものだ。
屋敷の中に入り、忍さんとお茶を楽しみながら結界に不備がなかったかなどなど簡単な世間話をする。
世間話といってもそれほど会話も続かないので、本題に入らせてもらう。
「で本日の呼び出しは何用かね?
まさか本当に世間話だけではあるまい」
「そうね。そろそろ本題に入りましょうか。
士郎君、あなたこれからどうするつもりなの?」
忍さんの質問の意図がわからず眉をしかめる。
これからどうするつもりか。
まずはこの世界の裏のことがわからなければ先はない。
それ以降のことはなるようになるというかこの世界次第といったところだ。
だがそれが月村に関係があるとは思えない。
「なぜそのようなことを聞く?
私のこれからの行動が月村に直接関係があるとは思えない」
「そうね。確かに月村には関係ない。
どちらかというと貴方のことが気になっての個人的な質問だもの
士郎君。あなたこれからの生きていくためのお金や学校はどうする気なの?」
ここにきてようやく忍さんが心配していることが理解できた。
確かに宝石や金の延棒を売ればお金は出来るが万が一に備えて使いたくないのが本音だ。
だが小学生の身ではまともに働けるはずもないし、いまさら学校というのも考えていない。
いやそれ以前にこの身体の年齢でいえば八歳から十歳程度。
自分自身でも曖昧で正確な年齢がわからないので、すずかと同じ九歳と説明したがそれは大した問題ではない。
もし今の肉体年齢で学校に行くとなれば間違いなく小学校。
こちらの方が問題だ。
それだけは勘弁願いたいというか嫌だ。
それに最近になって精神的な面で少し幼さが出てきているなと感じるところがある。
恐らくは子供に戻った身体に精神が若干引っ張られているのだろう。
だからといって小学生になろうなどとは微塵も思わないし、小学生になって何か得るものがあるとも思えない。
「学校には行く必要性を感じてませんので、資金に関しては裏の仕
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