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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第六話 協力関係 ★
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ショートヘアーのメイドさんに案内された部屋で汚れた服を預け、差し出された服に袖を通す。
そして、応接室に案内され、月村家当主の月村忍さんとすずかと呼ばれた少女と向かい合うようにソファーに腰掛ける。
左右の一人掛けのソファーには恭也さんと恭也さんの身内であろう女性がそれぞれ腰掛けている。
互いの位置を確認していると髪の長いメイドさんがそばに来て
「飲み物はなんにしましょう?」
と少し怯えた感じで尋ねられた。
刃を振るっていた事に警戒しているのか、人見知りなのかはわからないが、あまりいい印象は持たれていないようだ。
そんな事を思いながら月村忍さん達の前に置かれた飲み物を横目で確認する。
紅茶のようだ。
ならわざわざ違うものを頼む必要もないので
「私も紅茶を頼む」
「は、はい」
ティーポットから紅茶を注ぎ、俺の前に置いてくれる。
なんだかこのメイドさん……見ていてどうにも危なっかしいのだが、それは今は置いておこう。
ソーサーを手に持ち、一口紅茶に口をつける。
そして、静かにソーサーを置き
「とりあえず自己紹介云々の前にひとつ質問だが、この服はなんだ?」
「前々から機会があったらいいなと思って作ってたんだけどピッタリでよかったわ」
俺が軽く引き攣った顔でした質問にそう平然と答えた。
間違いない。
この女性、あの割烹着の悪魔と同類だ。
その光景に男性がものすごく同情の視線を向けてくれる。
どうやらこの男性もいろいろと苦労しているようだ。
なぜ俺がこのような質問をしたのかというと貸してもらった服が執事服なのだ。
それもサイズを測って作ったかのようにピッタリである。
サイズを調べられた覚えはないぞ。
確かにルヴィアの屋敷やアルトの城でも執事はしたことがあるし着なれた格好ではある。
あるのだが少なくともこの家に俺の肉体年齢と同年代の執事がいるとは思えない。
なんでこんなものがある?
いろいろと気になることはあるのだが、こういうのは突っ込んだら負けだ。
大きく息を吐き、意識を切り替える。
「まずは改めて自己紹介をしておこう。衛宮士郎だ」
「月村家当主の月村忍です」
「月村忍の妹の月村すずかです」
「高町恭也。忍の知り……恋人だ」
「高町美由希です。恭ちゃん、高町恭也の妹です」
俺が自己紹介するとそれぞれが自己紹介を行う。
そして、月村忍さんが後ろに立っているメイドさん達に視線を向ける。
それに応える様に
「月村家のメイドをしております。ノエルと申します。それから」
「は、はい。ファリンといいます」
ショウトヘアーのメイドさん、ノエルさんは落ち着きを払って
髪の長いメイド
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