第二章
[8]前話
「奥さんの若さにもな」
「負けないですか」
「ああ、気をつけるんだぞ」
「そうですね、やっぱり体力ですからね」
豆田もそれはと応えた。
「ジム通いは続けて」
「食生活もな」
「気を付けます」
こう答えて実際にだった。
豆田は結婚してからもジム通いを続けた、食事はその妻が気をつけてくれていたので問題なくそうしてだった。
健康なままだった、それで結婚して一年経つと。
「いやあ、子供がな」
「出来たんですか」
「そうなったんですか」
「ああ、昨日わかったんだよ」
部下達に満面の笑顔で話した。
「有り難いことに」
「それは何よりですね」
「お子さんも出来たなんて」
「そのことも」
「相手が若くてもな」
世代が違うまでにというのだ。
「けれど体力があったらな」
「それならですか」
「やっていけるんですか」
「それでも」
「そうだってな」
その様にというのだ。
「部長に言われた通りだってな」
「わかったんですね」
「ご自身のことで」
「そうだよ、これで子供が出来たらな」
豆田はそれからのことも話した。
「もっとな」
「体力が必要ですね」
「そうなりますね」
「実際子育ては大変だぞ」
部長がここでまた言ってきた。
「しかも歳だとか理由にならないからな」
「だからですね」
「体力があって健康ならな」
それならというのだ。
「もうな」
「それに越したことはないですね」
「そうだ、だからな」
それでというのだ。
「君はこれからもだ」
「ジムに通って食いものに気をつけて」
「体力と健康をな」
その両方をというのだ。
「持っていくんだ、いいな」
「そうしていきます」
豆田は部長に強い声で答えた、そうして健康的な生活を送ってだった。
自分より遥かに若い妻そして生まれた子供の為に働き続けた、ジムに通い食事にも気を使っていたので無事にそう出来た。そして幸せな家庭を楽しんでいくことが出来たのだった。
歳の差婚も平気 完
2022・11・20
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