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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
のほほん伝説
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え!? ええ!!?」

「くう!」

 絡め取った瞬間にIS全体の展開が間に合い、どうにか山田先生を受け止め……

「ひゃあああああああああああああ!」

「ふにゃ!?」

 られませんでした。『ユルルングル』でこっちに無理やり誘導したため山田先生は受身を取ることすら叶わず、私は私で無理に急展開したため受け止める態勢が整っておらず、空中衝突して一緒に地面を転がってしまいました。

「痛たたたたた……」

「や、山田先生……大丈夫ですか……?」

「は、はい。ありがとうございます」

 ほ、どうやら山田先生は無事なようです。クラスメイトの方々も皆無事ですね。
 山田先生はIS装備なので絶対防御がありますがクラスの皆さんはありませんからね。無事で良かったです。

「ん……あ、あれ?」

「山田先生? どうしました?」

「う、動けません……」

「は? そんなバカ……な……?」

 本当です。私も動けません。私と山田先生は完全に向かい合って密着状態で動けない状態です。
 む、腕が何かに引っかかって……うーん……?

 ふむむむむ!

「ひゃあ!」

「あ、すいません」

 何か縛られてる感じが……か、体が引っかかって動けませんし、下を見れない……
 目の前には山田先生の顔があります。
 
 わ、こうやって密着してると山田先生の胸すごい大きくて柔らかい……いいなあ……
 一緒にくっついてる私の胸なんかとは大違い……いいなあ!
 思わず私の顔はそのヘヴンへと突入して……

 ムニュムニュ

「ひん!」

 ああ、柔らかい……このまま眠ってしまいたい……

 モニュモニュ

「やっ…あっ……ちょ、カルラさん!?」

「はっ!」

 わ、私は何を……

「何をやっている馬鹿者」

「あ、織斑先生! 助けてください!」

 見かねたのか織斑先生がこちらに来てくれました。助かった。

「何を言っている。縛っているのはお前の鞭だ。さっさと武装をしまえ」

「へ?」

「さっさと解除しろ。授業が進まん」

「は、はい!」

 慌てて手甲ごと『ユルルングル』の展開を解除すると私と山田先生の体が離れました。どうやら衝突した瞬間に絡まってしまったようですね。これは素直に謝るしかありません。

「申し訳ありませんでした!」

「か、カルラさんって意外と強引なんですね……」

 あ、あの山田先生……何で頬を赤く染めるんですか?

「はあ……模擬戦の相手は山田先生だ。時間も押しているしさっさと始めるぞ。カストはISを解除して列に戻れ」

「あ、はい!」

 織斑先生に促されてISを解除して列に戻る。どうやら2対1でやるみた
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