1章「新しい旅先」
8話「カゲギシ砂丘 綺麗な砂の主」
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同じくしてじめんタイプである(ねずみポケモン)のサンドだった。
「サンドですね」
「・・・そうだ。マナオ」
すると、サトシはサンドを見て何かを思いつき、マナオに話す。
「は、はい」
「ポケモンをゲットするチャンスだ」
「え?」
突然、サトシにそう言われて驚くマナオ。
「今、マナオのポケモンはカラカラだけだろ。ゲットして仲間を増やしたり出来るぞ」
「けど、私。今まで、自分でポケモンをゲットした事が無いですし」
「大丈夫だ。これも立派なトレーナーになる為の修行さ」
サトシは、
「はい」
そうして、マナオはサンドへ近寄り、カバンからモンスターボールを1つ取り出し、構えた。
「い、いけ!モンスターボール」
彼女が、大きく振りかぶって投げたモンスターボールは、そのままサンドから外れて地面に当たり転がってしまった。
「コジョコジョ」
一方。サンドは、ボールをいきなり投げられて事に驚いて、慌てて砂の中に、逃げて行ってしまった。
「あちゃー」
「ピカァ」
サトシとピカチュウは、その光景に目に手を当てる。ヒョウリは、呆れた顔で話す。
「あぁ、逃げちまったな」
「ご、ごめんなさい」
マナオは、そう彼らに謝ると、ヒョウリに続けてツッコミを入れられた。
「てか、速攻でモンスターボールを投げるのかよ」
「え?」
ヒョウリに、そう言われた彼女は、そんな声を出すと、その隣にいるサトシに指摘された。
「マナオ。こういう時は、まず自分のポケモンを出して、バトルしてからゲットするんだ」
「・・・そっか。すいません。うっかりしてました」
マナオは、片手で後頭部を掻きながら、そう言って苦笑いをした。
「まぁ、別にいいじゃねぇか、サンドぐらい。ここなら、まだいっぱいいるぞ。それに、ここでポケモンゲットはあんまおすすめしないな」
「ん?どうして?」
「今こいつが持っているのは、カラカラ。じめんタイプだぞ。じめんを続けて2体持つのは、余りおすすめしないな。特に、バトル編成として」
「別にいいだろ。じめんタイプばっかでも」
「仮に、相手がみずタイプ揃いや水場でバトルすることになったら、即全滅だが?」
「うっ。だとしても、どんなポケモンをゲットするかは、自分の自由だ」
「あぁ、そうさ。ただ、バトルや状況適用としての基本を教えるなら、そういう事を考えた上で、勧めた方がいいと思うが」
サトシとヒョウリが、なぜか言い合いをはじめてしまい、マナオは慌てて止めに入った。
「あの、師匠もヒョウリさんも喧嘩しないで」
彼らが、そんな事をしている最中だった。
「ピカ?!」
最初に、ピカチュウが気付いた。ポケモンである彼は、一瞬で危険な何かを察知出来た。次の瞬間、彼らの足場が崩れ出した。
「「「!」」」
足場の砂が徐々に沈んいき、彼らの足が
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