暁 〜小説投稿サイト〜
<ポケットモンスター トライアル・パレード>
1章「新しい旅先」
8話「カゲギシ砂丘 綺麗な砂の主」
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全員にそう合図をすると、全員がその場で屈んだり、体を丸めて地面に強く踏ん張ろうとした。すると、近くにいたシロデスナとスナバァも吸い込まれないように、踏ん張っていた。シロデスナは、流石に大きさと重さから吸い込まれにくく、体の砂の粒が徐々に削られていくだけで済んだ。だが、体の小さい小柄なスナバァが、吸引に耐えきれず、宙に浮いてしまった。
「スナ〜!」
そのまま、スナバァが吸引口の中へと吸い込まれていってしまう。
「デスナ!」
それを見て、自分の子供を叫ぶシロデスナ。
「カラァ!」
今度は、スナバァに続いて、カラカラまで吸い込まれてしまった。
「カラカラ!」
マナオは、カラカラを助けようと手を伸ばすが、すぐに吸い込まれていってしまった。
「ピカピィ〜!」
ピカチュウは、必死にサトシの服を掴み、サトシもピカチュウを掴んでいる。
「ピカチュウ捕まれ!離すな!」
『くっ、ジャリボーイ。ピカチュウを離さないわよ』
『こうなったら、吸引力を上げてやる』
コジロウが、吸引のスイッチの上げていくと吸引力が上がっていき、同時にサトシへアームを近づいていく。すると、吸引の力でサトシが持ち上がってしまった。
「うわぁぁぁ」
「ピカァァァ」
そのまま、サトシとピカチュウは吸引口への入っていった。
「サトシ!」
「し、師匠!」
ヒョウリとマナオは、名前を叫ぶ。
『『『ハ!ハ!ハァ!ピカチュウ、ゲットだぜ!』』』
『一緒に、ジャリボーイまで吸い込んじまったけど』
『中からは、どうしようも出来ないにゃ』
『さぁ、目的も果たしたし』
『撤収するか』
そうやって、ロケット団のメカは動き出し、その場を離れて行こうとした。
吸い込まれていったサトシとピカチュウはというと。
「うわぁ」
「ピカ」
メカの配管の中を通っていき、ある場所で落ちてしまった。
「イテテ」
サトシは、尻もちを着いてしまい、手で尻を擦る。
「大丈夫か?ピカチュウ」
「ピィカ〜」
サトシは、ピカチュウの無事を確認すると、立ち上がった。
「ここは、ロボットの中?」
周りを見ると、そこは薄暗かった空間だった。上や壁周りは、鉄製で出来ていて、下は一緒に吸い込んだ大量の砂で覆われれていた。サトシは、ピカチュウと一緒に、周りを見渡していると。
「スナァ」
「カラァ」
共に吸い込まれてしまったスナバァとカラカラに出会った。
「スナバァ、カラカラ。二人共大丈夫か」
「スナスナ」
「カラカラ」
すると、周りの砂の山で動きがあった。そこら中に、吸い込まれたポケモンが居たのだ。
「吸い込まれたポケモンか」
サトシは、ポケモン達を見て、気合を入れた。
「よぉし。皆、待ってろ。すぐ出してやるからな」
そうして、ピカチュウと壁の側に近寄り。
「ピカチュウ、10マ
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