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<ポケットモンスター トライアル・パレード>
1章「新しい旅先」
8話「カゲギシ砂丘 綺麗な砂の主」
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ロボットのスピーカー越しに、その様な台詞が聞こえた。
「もしかして」
「あぁ」
マナオとサトシは、その台詞を聞いて、すぐに勘づいた。
『世界の破壊を防ぐため』
『世界の平和を守るため』
『愛と真実の悪を貫く』
『ラブリーチャーミーな敵(かたき)役』
『ムサシ!』
『コジロウ!』
『銀河を駆ける ロケット団の二人には』 
『ホワイトホール白い明日が待ってるぜ』
『ニャーんてにゃ!』
『ソーーーナンス!』
以上のように、ロボットの操縦席に座っているロケット団のムサシ、コジロウ、ニャース、ソーナンスが順番に台詞を読み上げていった。
「また、お前らかロケット団!」
「あぁ、変人集団!」
「また、テメーらかよ。いい加減にしろ、ぶっ飛ばすぞ!」
ロケット団の登場台詞が終わると、サトシ達が各々と野次を飛ばす。それに対して、ロケット団は文句を言う。
『おい!ジャリボーイ以外のお前ら!変人集団とかぶっ飛ばすぞとか、そういう事を言うじゃない』
『誰が、変人集団よ。ジャリガール!』
『ぶっ飛ばすぞとか、そんな乱暴な事を言うんじゃないにゃ!』
『ソーナンス!』
スピーカー越しに、そう大声で文句を言っていると、サトシ達の側にいるヤマカが尋ねてきた。
「あの人達は、一体?」
「あいつら、他人のポケモンを奪ったりする悪い奴らです」
ヤマカの質問に、サトシがそう答える。すると、ロケット団が続けて話しかけた。
『そう私達は、悪者』
『天下のロケット団だ』
そんなロケット団へ、ヒョウリが話しかけた。
「お前ら。そのメカ、どうしたんだよ」
『これは、ピカチュウ捕獲用以外にもお前らのポケモン対策も兼ねて作った』
『その名も、サイクロンクン・マークZ号だにゃ』
「そうか。かなり金を掛けたみたいだな。いつから作ってた」
『今日考えて、さっき出来たのにゃ』
『それに、近くのゴミ捨て場に、丁度いい材料が捨ててあったし』
『要らない部品は、近くの店で売って、その金で良い材料を買ったのにゃ』
『試運転のため、そこらのポケモンを捕まえてみようかと思っていたら』
『この砂丘にはたくさんのじめんタイプがいるみたいじゃない』
『ついでに、この辺りにいるポケモンも全て、にゃー達ロケット団が頂く事にしたにゃ』
そうロケット団が言うと、ヤマカが一番に反応した。
「なんだって」
だが、そんな彼の事を無視して、ロケット団は次の行動に移した。
『さて、本命もゲットするわよ。ほら、ニャース』
『分かってるにゃ。ポチッとにゃ』
ニャースが、ボタンを押すと、メカの吸引が再びはじまり、アームの先のラッパ状の吸引口が、こちらへと向いた。そして、サトシたちは勢い良く吸引口の方へ体が徐々に引っ張られていく。
「全員、身を縮めろ!」
ヒョウリが、
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