1章「新しい旅先」
8話「カゲギシ砂丘 綺麗な砂の主」
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、ピカチュウ!」
サトシは、ピカチュウの後を追う。
他のヒョウリやマナオ、ヤマカにスナバァも続けて、向かって行った。
「なんだ、あれは」
サトシが、第一声を放つ。彼らが、丘の向こうで見たのは、巨大な機械的な物体が野生のポケモン達を追いかけていたのだ。
その機械は、全長30m近くある円柱状の胴体部を持つフォルムで、下半身は巨大なキャタピラが2本左右について、それで移動していた。また、胴体の真ん中には、巨大なアームと先にラッパのような部分がついていた。そして、その部分にポケモン達が次々と吸い込まれていた。丸で、巨大掃除機ロボットとも言えるその物体を見た、サトシ達は驚きの顔をしていた。
「なんだあれは」
「ロボット?」
「ポケモンが」
ヤマカやマナオ、サトシがそう口に出していると、ヒョウリが双眼鏡を覗いて、そのロボットみたいな物の胴体部を見た。その胴体の中央部に、赤色でRの文字が入っていた。
「あのマークは」
ヒョウリは、何か心当たりがあるように、見ていると。
「よし、助けに行くぞ」
「ピカ」
サトシとピカチュウが走って行った。
「あ、師匠」
「危ないぞ。サトシ君」
サトシは、ロボットの側にまで来るとピカチュウへ指示を出した。
「ピカチュウ、10マンボルトだ」
「ピカ。ピィカァチューーー!」
ピカチュウは、(10マンボルト)の電撃をロボットに食らわすが、効いておらず。ロボットは、動きを止めなかった。
「なっ。効いてない」
その後ろから、ヒョウリ達もやってきた。
「耐電加工をしているみたいだな」
ヒョウリが、そう言うと
「マナオ、カラカラのホネブーメランを試せ」
「あ、はい」
ヒョウリに言われて、マナオはカラカラをボールから出した。
「いけ、カラカラ」
「カラァ」
「カラカラ、あの変なロボット目掛けて。ホネブーメラン」
「カァラ!」
カラカラの投擲した(ホネブーメラン)は、真っ直ぐロボットへ飛んでいき、中央部上の頭部に当たる。だが、特にダメージが無かった。
「駄目ですね」
「装甲もかなりあるみたいだな。どうやら、対ポケモン用に設計しているみたいだな」
ヒョウリは、ピカチュウとカラカラのわざを受けたロボットを見て、分析をしてみた。そんな事をしていると、ロボットが動きを止めて、こちらを向いた。
「「「!」」」
それに全員は、身構えると。
『あら。あんた達、やっと来たのね』
ロボットから人の声がした。
「ロボットが、喋った」
サトシが、そう反応すると。
「いや、誰かが乗ってるんだろ」
ヒョウリが、そう否定した。
「一体、誰がこんな物を」
ヤマカは、困惑した顔で、そう呟くと。その声に、ロボットの搭乗者が反応した。
『一体、誰がこんな物を、と聞かれたら』
『教えて上げるのが、世の情け
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