1章「新しい旅先」
8話「カゲギシ砂丘 綺麗な砂の主」
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けたり、相談にも乗ってくれた。あいつのお陰で、俺はいつも安心旅が出来たんだ」
「その人、師匠にとって、大切な仲間なんですね」
「あぁ。あれから、あいつはブリーダーでなく、ポケモンドクターを目指して、今もどこかで頑張ってるんだろうな」
「ポケモンドクター?お医者さんなんですか。ポケモンの?」
「そう。ポケモンドクターになって、いろんな怪我や病気になったポケモンを助けてるんだ」
「凄い人なんですね」
「あぁ。タケシは、凄い奴さ」
そうサトシとマナオが会話をしていると先頭で道案内をしているヒョウリが話しかける。
「そうか。そんな凄い奴がずっと居たから、お前は道案内も料理も出来ないトレーナーになっちゃったのか」
「そうそう・・・って、俺を馬鹿にしてるのか。ヒョウリ!」
「ふっ、半分かな。けど、事実だろ」
そう言ってヒョウリは、腕輪のマップをサトシにチラつかせる。
「うっ」
サトシは、道案内をしているヒョウリに、そう図星を突かれて黙った。
暫く歩き続けて、約1時間が過ぎた。草原や森、トンネルを抜けて、ドンドン先に進んで行く。すると、草木が見えていた光景が、徐々に消えていき変わりに、地面に砂が増えている事に、サトシは気付いた。
「ん?」
そのまま、ヒョウリの道案内に従って進んでいると、正面に大量の砂が広がっていた。それと見たサトシとマナオは、その光景に目を丸くしていた。
「・・・砂漠だ」
「・・・砂漠ですね」
「・・・ピカピィ、ピカ」
サトシとマナオは、砂だらけの大地を見て砂漠だと言うと、先頭のヒョウリが話した。
「正しくは、砂丘だよ」
「さ、さきゅう?」
ヒョウリの言葉に、サトシがそう聞き返した。
「ここはハルタス地方で有名なカゲギシ砂丘だ」
「あっ、そっか。ここは、カゲギシ砂丘なんだ」
マナオが、そう言った。
「知ってるのか?」
「はい。ハルタス地方で有名な観光スポットの1つで、私の両親がまだ居た頃、一度遊びに来たことがあります。ここの砂、凄く綺麗で、海岸とか良い景色なんですよ」
「そっか。マナオは、ここの地方出身だもんな。それにしても、観光スポットか。寄っていくか」
「そうですね。ヒョウリさんは?」
「まぁ。スケジュール的に、少し寄って行く分は余裕はあるな。いいぞ」
「よし。なら、決まりだな」
サトシ達は、そうやってカゲギシ砂丘で、観光する事にした。そんな彼らは、そのまま砂丘の方へ足を運んでいくと、途中で妙な場所を見た。
「なんだ、これ」
「ゴミ捨て場だ」
「結構、多いですね」
砂丘の外れに、ゴミ捨て場があった。そこには、壊れた機械や何かの金属製品に、食料のゴミ、ペットボトルなどの様々なゴミが、大量に捨ててあった。
「きっと、訪れた観光客のゴミを、集めてるんだろうさ。まぁ、機械や金
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