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<ポケットモンスター トライアル・パレード>
1章「新しい旅先」
8話「カゲギシ砂丘 綺麗な砂の主」
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サトシ、ヒョウリ、マナオの3人は、ヨヨミキシティでポケモントレーナー・ベストカップの存在を知った。そして、サトシとマナオの二人は参加し、第一の試練に挑戦した。結果、無事に達成出来た二人は、次の第二の試練が開催されるフィオレ地方のフォルシティへ向かう為、西へ向かっていた。


サトシ達は、昨日ヨヨミキシティから旅立って、ハルタス地方の海沿いの近くにある町へ向かっていた。
「なぁ、ヒョウリ。町まで、あとどの位だ」
サトシは、先頭で道案内をしているヒョウリに向かって聞いた。今のサトシは、なぜか普段より元気が無く、下を見ながら歩いていた。
「あと3時間も歩けば、チョウドタウンに着く」
ヒョウリは、腕輪のモニターを見ながら、後ろのサトシへ教えた。
「3,3時間もですか」
今度は、サトシの隣で草臥れたような顔をして歩いているマナオが、そう愚痴る。
「あぁ、そうだ。頑張って歩け」
すると、サトシが腹を押さえながら、口ずさんだ。
「腹減った」
「さっき、昼飯食ったろ」
サトシの言葉を聞いたヒョウリが、彼に振り返ってそう話す。
「昼飯って、ヨヨミキで買った保存食だろ。朝飯といい。あれだけじゃあ、まだ物足りないっていうか、味気ないっていうか。やっぱりちゃんとした料理が食べたいぜ」
「そういうなら、お前が今度材料買って料理すればいいだろ」
「いや、そうだけど。俺は・・・余り得意じゃないっていうか」
「私も余り得意じゃないですね。家では、ずっとおばあちゃんに作って貰ってたんで」
「ヒョウリは、あれで満足なのかよ」
「ふん。確かに量も味も良いとは言わないが、体が動ける分のカロリーと栄養は取れてるだろ。まぁ、俺は料理しようと思えば、出来るがいちいち買っては料理して片付けるのが毎回面倒なだけだ。ましてや、野外でそういう事をするのがな」
ヒョウリは、そう話し腕輪のマップを見ながら、先へ進んでいく。
「はぁ、タケシの料理が食べたいぜ」
「ピィカ」
サトシの愚痴に、肩に乗るピカチュウもそう頷く。すると、隣にいたマナオが質問をしてきた。
「師匠。タケシって、誰ですか」
「え?あぁ、俺が昔一緒に旅をした仲間でな。はじめてポケモントレーナーとして旅はじめたカントーから、ジョウトやホウエン、シンオンとずっと一緒に回ったんだ」
サトシは、かつての旅仲間であるタケシを思い出しながら、語り出す。
「タケシは、元々はジムリーダーをやっててな。俺が、はじめて挑んだジムで出会ったんだ。ジム戦の後、あいつがポケモンブリーダーを目指しているって言って、家族にジムを預けた後、俺と一緒に旅をすることになったんだ。それから、いろんな地方を巡っては、美味しい料理を作ってくれたり、道案内をしてくたり、ピカチュウや他のポケモンを一緒に世話してくたり、何か困った事があったら助
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