暁 〜小説投稿サイト〜
strike witches the witches of stratos
Ep-02
[2/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、旅客機の横を飛んでいたISが爆炎に包まれていた。
   
「ISO1、いったい何が起きた!」  

 掴みかからんばかりの勢いで、IS01を問い詰める機長。しかし、その答えは大きな爆発音とノイズ、機体を揺らす衝撃に阻まれて、聞くことは出来なかった。

 
 ◇ ◇


 白く細長い円筒上の物体が、旅客機に向かって真っ直ぐ飛行している。
 それがミサイルだと気付いた時、IS01――山田真耶(やまだまや)山田真耶は、一直線にミサイルに向かって飛び込んでいた。
 ミサイルと旅客機の間に無理やり体を割り込ませて、側面についているシールドを前方に展開。その瞬間、真耶の体を激しい衝撃が襲った。

「くっ!」

 シールドから伝わる衝撃に、真耶の顔がゆがむ。意識が飛びそうになるのをこらえながら

、飛行機に突っ込みそうになる機体を制御し、衝突を防ぐ。
 体勢を立て直すと、空中に投影されたウィンドウに目を向けて機体の状態をチェック。機体、システム共に損傷は見当たらない。機体全体を覆うエネルギーフィールドの消耗だけで済んだ。

『IS01、大丈夫か!』

「は、はい。何とか」

 機長からの通信に答えながら、真耶はウィンドウに目を走らせる。
 
「センサーに反応が無い……索敵モードB、二時方向を索敵」

 全周囲索敵から切り替えてミサイルが飛来した方向を集中的に索敵を開始する。
 反応は一秒とかからずに返ってきた。

「二時方向、距離……15000!? そんな、近すぎる!」

 センサーがとらえた反応は、鳥と見紛うほど小さい反応だったが、そのシルエットは鳥とは大きくかけ離れた形をしていた。
 ズングリとした胴体に、小さな翼を生やした奇怪な身体。ラロスと呼ばれる小型のネウロイは編隊を維持しつつ、こちらに向かってきている。その数、およそ三十機。
 
「――IS01から各機へ、これより迎撃に当たります! 02から06は私と共に迎撃。07と、08は引き続きVV214の護衛に就いてください!」

 真耶は真っ直ぐネウロイを睨み付けて、全機に命じる。
 すぐさま、火器管制装置を機動、兵装一覧から兵装を選択し、展開する。高周波音があたりに響くと、真耶の左手から光の粒子が放出され、形を成していく。
 現われたのは一丁のアサルトライフル。真耶は火器管制を操作してセイフティを解除。初弾を薬室に装填して構える。

「行きます!」

 真耶は気合の声を上げ、スラスターを全開。真正面からネウロイの大群に向かって突撃する。
 突撃してくる真耶たちに気が付いたのか、ラロスから再びミサイルが放たれる。だが、真耶は恐れることなく、ラロスの群れへ向かって飛翔。迫るミサイルに向けてライフルのトリガーを引いた。
 連続
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ