暁 〜小説投稿サイト〜
IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
拓夢切れる!
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るタイプだ。だが、それも一定値を超えてしまえば関係なくなる。理性的だった仮面がはがれ、ただ相手を壊す無表情が現われるのだ。
今の状況がまさにそれだ。
「一夏、戻ってきなさい!」
「お、おう!」
邪魔をしてはいけない。小学校中学校と共に過ごした二人だから分かる、今の拓夢の傍にいてはいけないと。
そして一夏が鈴の方へ飛ぼうとして浮いた瞬間、ゴーレムからレーザーが放たれた。
「しまっ・・・・」
回避は不可能。当たる───。だが、衝撃は来ない。
その時鈴は見た、拓夢の拳が光ったと思ったら、レーザーに何かがぶつかり相殺されたのを。
「・・・・こっちは腸煮えくり返ってんだ。アイツに怪我させた代償、払ってもらうぞ」
それが、この戦闘での拓夢が発した最後の言葉だった。
怒涛。まさにその言葉がぴったり当てはまる。
恐ろしいほどの速度で振るわれる拳が、ゴーレムに回避の隙など微塵にも与えなかった。
金属と金属がぶつかる音、鉄がこげる臭い、オイルの臭い。
拓夢が拳を振るうたびに飛び散るオイルは、ゴーレムが無人機であることを証明していた。
ゴーレムがレーザーを放てば光の拳で相殺。ゴーレムが殴りかかればカウンターがジャストなタイミングで決まる。逃げようと距離を取る事は許さないとばかりに、前へ前へ詰めていく拓夢。
手がぶれて見える。その現象は理解できないものだった。ISのハイパーセンサーを持ってしても視認出来ない速さ。それは理を外れてさえいるように感じられる。
結局拓夢が介入してから約10分ほどで、ゴーレムは完全に無力化されたのだった。
力なく崩れ落ちたゴーレムを見た拓夢の表情は、これ以上無いくらいに歪んでいた・・・・・・。
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