第11話 祈り (高町なのは@8歳)
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アリサがジャブを打ち込み、追撃ですずかが誘導尋問《右ストレート》をぶつける。教科書的なワンツーパンチである。
そもそも、なのはは初恋の人、仮にそんな人物が存在するとして、、、それを二人に明かした事はないのだが・・・
それなのに、知っているんだぞ?とばかりに笑顔でプレッシャーをかけるすずか嬢。
あの、今日8歳になったばかりの子供に接する態度としては少々黒すぎやしませんかね?
「に"ゃっ?!えっ、あのっ、そのっ、そうなの。。。 //////」
おーい、なのはさん。
「へぇ〜。ふぅ〜ん。」 「やっぱり、そうだったんだ。」
実にイイ笑顔でなのはさんの答えを受け取る二人。
先ほど、なのはさんをからかっていた時の笑顔を100ニヨニヨとすると1000ニヨニヨくらいの笑みを浮かべている。真にイイ笑顔である。
「・・・・・・え?
ア、アリサちゃん?すずかちゃん?
・・・えっ?えっ?えーーーー?!
二人とも、なのはにうそをついたの?!」
未だに笑いを隠し切れていない二人へ詰め寄るなのはさん。すわ、なのはさんのO☆HA☆NA☆SHI発動か?
しかし、運命はなのはさんにどこまでも残酷であった。あたかも天が二人に味方をしたかのようなタイミングで、はやてがやって来てしまう。
どうやら美由希に対して行われていたはやてのリリカル☆クッキング講座が丁度終わったようだ。なんという偶然。なんという悲運。アミュレットぉ・・・
「なんや、おもろそうな話しとんな。うちにも聞かせてや。」
「あ、はやてちゃん。実はね・・・」
はやてへ手早く事の成り行きを説明するすずか。
こうして、なのはさん包囲網は三人に増強された。されてしまった。
今後の展開次第では、更に母の桃子や、姉の美由希や、すずかの姉の忍や、級友の神崎までもが包囲網に加わる可能性があるというのだから悲惨である。
・・・本当にこれはなのはさんの誕生日を祝う会なのであろうか?
「ほぉ〜。やっぱりなのはちゃんは高貴君のことが好きやったんか。」
「にゃっ、にゃーっ?!しぃー!しぃーっ!なの!!はやてちゃん!」
「まあ、バレバレやったけどな。」
「うふふ、そうだね。」
すずかは、2年前の夏休みに目撃したシーンを思い出しながら、はやての感想に同意した。
「あのね、なのはちゃん。なのはちゃんって、いつも高貴君と一緒だったでしょう?毎日手を繋いで登下校しているし。
それに、2年前、、、クラスのボウリング大会に寝ている高貴君をなのはちゃんが抱えて連れてきたことがあったりもしたよね。
そんななのはちゃんをずっと見てきたみんなは、何となくわかっていたと思うよ。」
「そうね。」
「せ
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