1章「新しい旅先」
6話「ハルタス地方・ヨヨミキシティ トレーナー・ベストカップへの挑戦」
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呟くと隣になったヒョウリもポスターを見た。
「まだ、この大会やってるんだな」
「ヒョウリ、知ってるのか」
「あぁ、ポケモントレーナー・ベストカップ。ポケモン協会公認で、ポケモントレーナーの為に出来たイベントみたいな奴でなぁ。ポケモンリーグやポケモンコンテストとは別で、ハルタス、アハラ、シントー、フィオレ地方で行われているポケモントレーナーによるイベントの1つさ」
ヒョウリがそう説明していると、反対側からマナオも話に入って来た。
「あ、ベストカップですね。話には、聞いたことあります。確か、いくつか用意された試練を乗り越えて、優秀なトレーナーとして認められる試練の大会とかだったような」
「試練の大会?」
「そうです。ポケモントレーナーと手持ちのポケモン1体のみで参加して、試練に挑戦するとかだったような」
「その試練ってどんなものなんだ?」
「すいません。私、参加したことも無いので、それ以上は」
「俺も参加した事も無いが、聞いて調べた程度なら分かる。各指定された会場で挑戦が受けることが出来る。第一の試練から最終の試練までが用意された施設を順番に巡っていき、達成した者が次の試練に挑む権利があるとか。毎年、2シーズン毎に行われていて、開催場所や試練の内容は、シーズン毎にランダムだったはずだ」
「へぇ」
「それと、各試練の内容は、当日の開始時に挑戦者達に明かされて、毎回内容も変わるから対策も難しい。何より難易度も試練の順を追う毎に高くなっていくとか。確か、最初の試練に千人が挑戦して、最後の試練に達成出来る者は両手程度しかいないとか」
そう言いながら、ヒョウリは両方の手を上げると、指達を軽く動かして見せる。
「聞いた話だと、最初の試練となる第一の試練だけは、複数の会場でやると聞いたが、場所を書いていないか?」
サトシは、ヒョウリから正面のポスターへ顔を戻すと、記載されていた内容を改めて読んだ。
「えーと、えーと、あった。・・・第一の試練会場は、以下の通りです。アハラ地方・モモメンシティ、フィオレ地方・クバノキシティ、それとハルタス地方・ヨヨミキシティ・・・って、ここだよな」
「あぁ、そう書いているな。そうか、今シーズンの第一の試練は、ここでもやるのか」
「開始日は、明日の9時って書いていますね」
「「「・・・」」」
サトシ達は、ポスターを見ながら、そう話していき、暫く沈黙となった。そして、サトシが第一声を上げる。
「よし。俺、そのトレーナー・ベストカップに出場する!」
「師匠、参加するんですか?」
「おいおい、何となくそんな気はしたが、サトシ。お前、今はリーグ戦、ソウテン大会を目指しているんだろ?」
サトシの突然の発言に、マナオとヒョウリは反応をする。
「それは、それ。これは、これだ。トレーナーとポケモンが頑張って試練に挑
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