暁 〜小説投稿サイト〜
IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
ゴーレム登場!
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構っている暇は無い。
 
 即座にISを展開する。と、何をするのか察したのか、近くの奴等が離れてくれた。 
 清香はシートに座ってもらっているから被害は出ない。

 全力で行かせてもらう!!!

 両腕を前に突き出す。そのまま扉へピタリとくっつけ、エネルギーを込める。俺の専用機、ヴォアライターの特殊武装は拳。その名も光の拳“シャイニング・フォースト”という。
 別領域のエネルギーを拳に込めることで色々な用途に分けて使用できる、第三世代兵器だ。

 今回はそれをドア破りに使用する。
 限界まで込められた膨大なエネルギー。チャージに時間がかかり、集中力も必要なので戦闘中は出来ないが。今なら問題ない。
 そのエネルギーにより灼熱化した両手は、赤く輝く。
 俺は赤い掌をドアに再び押し付ける。熱であっと言う間に融解した。これで道が開ける。

 さらに人が通れるほど大きな穴をこじ開けて、俺は道を譲る。

 「負傷者から手を貸して出してあげてくれ!!俺もISで救助活動に移る!!」

 指示を出すと、三年も二年の先輩もしたがってくれた。緊急事態だ、ありがたい。
 
 「悪い清香。先にやばい方の人から運ぶ!ちょっと我慢してくれ」

 「う、うん。気をつけて・・」

 「直ぐ戻るから、できるだけ手を動かすなよ!?」

 清香の怪我も酷い。出血が止まらない状態だ。だが、危険度で言えばもっと酷い人もいる。
 一刻を争う人を、PICの応用で搬送する。慎重に、慎重に・・・。

 だがその間、俺の心を占めるのは乱入者に対する激しい怒りだった。

 
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