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IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
ゴーレム登場!
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っても目的しか見てないって感じ。
とにかく相手を倒すことしか考えてないみたいだ。
二人の視線が、アリーナ中央上空で交差している。
火花が散っているとも言えるかな。
『それでは両者、試合を開始してください』
ビーッと鳴り響くブザーを合図に、一夏と鈴が同時に動き出した。
僅かに速いのが鈴。
瞬時に展開した両端に刃が付いている変則型の青龍刀を用いて、一夏に切りかかったのだ。
一夏も瞬時に雪片を展開することで防いだが、反動で体制を崩す。空中で回転しながらもなんとか持ち直したようだ。
だが一夏に反撃のチャンスは訪れない。
まるでバトンを扱うかのように、手馴れた手つきで青龍刀を操り、上下左右からの打ち分けで一夏を追い詰める鈴。
回転する刃を受け流すだけで精一杯の一夏は、自身が攻撃に出る暇も無いようだ。
防戦一方である。
「一夏君、このままじゃ不味いよね・・」
「そうだ。なんとか今の状況から逃げ出さないとな。折角の接近戦でも、これは鈴の土俵だから。このまま削り殺されることもありえる」
清香が不安がっている。無理も無い、この状況なら誰だって心配になるさ。
ちなみに箒とセシリアはチケットが取れなかったため、千冬さんたちとピットのモニターで見学中だ。
一夏が動いた。状況を打開しようと距離を取るつもりだ。確かに俺も一夏と同じ状況なら同じ選択をしている。上手く離れられる!そう思った矢先、白式が大きく弾き飛ばされた。
「あれが、鈴の特殊武装・・・」
衝撃砲。中国の第三世代機甲龍に搭載された特殊武装、または第三世代兵器。
空間自体に圧力をかけることで砲身を生成、その余剰で生じた衝撃を弾丸として打ち出す砲台。
まさに、砲身も弾も不可視の攻撃って訳だ。単純に聞こえるかもしれないが、強い。
「あの攻撃、強いね。一夏君避けるだけで精一杯・・・。ううん、動き回るだけで精一杯なんだ」
清香の言うとおりだった。
避ける、または回避する事は不可能なんだ。あの衝撃砲が生成された瞬間に、その場から逃げるしかない。今の一夏は、ただ我武者羅に飛び回って標準を絞らせないようにしているだけだ。
ただ、逃げ回っているはずの一夏の表情は死んでいない。まるで何かを狙っているような・・・。
そうか、きっとアレを使う気だ。一夏が新しく身に着けた必殺技。
瞬間、一夏の姿が掻き消えた。そして鈴の直ぐそばに現われる。
見えざる弾丸を掻い潜り、零落白夜の光が鈴のシールドを切り裂き、そのエナジーをゼロに・・・・。
だがここで、俺の頭に何かが走った。予感とも言うべきそれは、俺に不快感と焦燥感を与える。
一夏が勝つというこの瞬間、何がいったい?そう思ったときだ
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