暁 〜小説投稿サイト〜
IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
ゴーレム登場!
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 「あーいよいよか・・・」

 「そうだね。・・・な、なんかコッチまで緊張しちゃう」

 5月。いっきに季節がぶっ飛んだけど気にするな。
 なにやら一夏と鈴の間に一騒動ありの様子で、初めて模擬戦を行った日から鈴と一夏は全く話していなかったようだ。
 一夏が鈴と喧嘩した翌日、俺は直接その理由を聞いた。そして、呆れた。
 また出たんだよ、一夏の無神経が。
 
 約束があったらしい。料理の腕が上達したら、鈴の作った酢豚を毎日食べて欲しいと言う約束が。
 一夏はそれを忘れていなかったらしいが、意味を履き違えていた。
 鈴がこの言葉に含めたのは告白だ。日本には毎日味噌汁を〜という言葉があって、それは結婚の時などに使われるらしいんだ。
 で、これはその中華版ってわけ。つまり酢豚=味噌汁。鈴は一夏にプロポーズしたのと同義ってわけだな。

 てかそんな約束してたなんて知らなかったぞ。と俺が鈴を茶化すと、笑われるだろうから黙ってたと言われた。
 どうやら当時の俺の信用度は、その程度だったらしい。
 笑われるからって。確かに笑うかもしれないと思った俺は今でも馬鹿なのだろうか。

 それから色々あって、どうやらこの勝負に勝った方が敗者にひとつ言うことを聞かせられるらしい。つまり命令できるってわけな。

 そんなモノが懸かってる訳だから、一夏も気合が入ってたし。
 練習自体はスムーズに進んだ。
 俺は基本、清香の練習に付き合ってたんだけど、手が空いてる時は一夏の相手もしたしな。
 ちなみに模擬戦は何回かやっている。その評価はまあまあってところ。
 一夏は良くも悪くも本番に強いタイプだ。これは練習で弱いって意味ではない。
 では無いんだけど、どうにも動きがイマイチなんだ。
 しかも攻撃を避けるまでの反応が遅い。俺と一夏の機体は近接特化型。
 つまり、敵の攻撃を如何に掻い潜り自分の距離に持ち込むのかが肝心だ。
 特に一夏の機体なら、零落白夜を発動させて一撃で勝負を終わらせることが出来る。
 だと言うのに、一夏は真っ直ぐ突っ込むことが多いんだ。搦め手が弱いって言うのか。

 「はぁ、心配だ・・・」

 「そうだよね。でも、こんだけ練習したんだもん、大丈夫だよ!」

 「ん〜、そうだなぁ。ま、後はアイツを信用してみてるだけか」

 「うん。いっぱい応援しよ!」

 清香は今日も元気だ。
 
 俺達はアリーナの観客席にいる。
 今回の試合は目玉として一夏がいる。それに専用機同士の戦いなんてそうそう見れるもんじゃないらしい。俺等はいつも見てるから別としてだが。
 それで政府のお偉方、企業の重役、研究者などが多数入ってきていて、貴賓席もぱんぱんなんだとか。

 その注目されている当の本人達は、多少の自覚はあ
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