第90話
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人型となったジャネンバがトランクス達を睨む。
無邪気な姿から邪悪な姿に…まるで魔人ブウのようだとトランクスは思った。
ジャネンバは一瞬で距離を詰めて悟天に回し蹴りを放ってきた。
「うわっ!?」
何とかギリギリで屈んでかわし、トランクスが殴り掛かるものの、ジャネンバはトランクスの拳を腕で受け止める。
「トランクス君!」
悟天が咄嗟にかめはめ波を放つがジャネンバはそれを空間に穴を開けて防ぎ、次の攻撃に備えようとしていた2人の背後にかめはめ波を出現させた。
「「うわあああっ!!」」
まともにかめはめ波を喰らって吹き飛ぶ2人に対してジャネンバは両腕を伸ばして首を掴み、そのまま空中の玉に激突させた。
「ぐっ!この…!」
トランクスは何とか剣を抜いてジャネンバの腕を貫き、痛みで拘束が緩んだのと同時に抜け出して悟天の首を掴む腕を弾き飛ばした。
「ゴホッ!ゴホッ!こ、こいつ強いよ…!」
呼吸が出来るようになった悟天は咳き込みながらジャネンバを睨むが、ジャネンバが指を動かすとガラスが割れるような音と共に鋭利な無数の気弾が放たれた。
あまりの鋭さに2人は回避に精一杯になるが、ジャネンバは空間に穴を開けて拳を突き出し、悟天とトランクスを殴り飛ばすとその先の空間に穴を開けて自分の前に出現させて蹴り飛ばした。
そしてその先の空間にも穴を開けて自分の周囲に出現させてまるで2人を玩具のように殴り、蹴り飛ばしていた。
「ぐっ!があっ!」
「く、くそぉっ!い、いい加減にしろっ!!」
トランクスは気弾を放つが、ジャネンバの体が消えたかと思えば背後に出現し、気弾を体に押し付けられて直撃を受ける。
「トランクス君!」
トランクスを受け止める悟天だが、ジャネンバは笑みを浮かべた瞬間、口から強烈な気功波を放った。
「あ…っ!」
あまりの規模に悟天は回避も出来ずに直撃を受けて吹き飛ばされてしまう。
「う…く…っ…」
「な、何て強さなんだ…今の俺達じゃ勝てそうにないな…」
パワーもスピードも自分達を大きく上回っている。
ジャネンバは父親達のブルーの上位変身と同等の強さではないだろうか?
良くこんな怪物がいたものだと感心してしまう。
「悟天…このままじゃ勝てない…フュージョンするぞ」
「OK、僕達じゃ無理でもフュージョンなら!」
悟天とトランクスは父親達に実力では遠く及ばないが、すぐにフュージョンすることに対しての決断力は父親達を遥かに上回っている。
ベジータがごねるような面倒事もない。
即座にフュージョンし、成功することが出来るのがこの2人の最大の強みでもある。
「さて、どうにかしてフュージョンまでの時間稼ぎをしない
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